ミュージカルほか

フランスミュージカル『アマデウス』in韓国ソウル

投稿日:2016年4月6日   

 

なんだか大変なことになっているフランスミュージカルw

 
『アマデウス』(モーツアルト・オペラ・ロック)
フランス版アマデウス1

場所はあの世宗文化会館
来韓公演は今月24日(日)までだから、まだまだ何か起こるかも。

 
私が初めてこの作品を目にしたのは、2011年の秋♪

ソウルの映画館で、フランス版のライブ映像が3Dで上映され、言葉に尽くせない衝撃を受けた。

それまでに自分が見たことのない独特の世界観―。
楽曲はどれも中毒性があり、一度聴いたら耳から離れない。

2012年には韓国版『モーツァルト・オペラ・ロック』を「城南アートセンター」まで見に行った。2日連チャンでw

その翌年には日本版『ロックオペラ モーツァルト』にも興奮。

今年、ようやく元祖のフランス版を見ることができた。
日本ではなく、韓国ソウルで(笑)。

 


 
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト役は…
フランス版アマデウス2

映像で何度見たか分からないぐらい自分には馴染みのあるミケランジェロ・ロコント。
映画館のスクリーンと、あとはDVDで何度も見てきたけど、思っていたより小柄に見えた。

ソウルに戻ってからも体調は万全ではないと聞いていたが、全然問題なし。声がかすれても色っぽい♡ 大満足!!

 
残念だったのがサリエリ役
フランス版アマデウス3

ローラン・バンという俳優さん。
私が好きなのはフロラン・モットのサリエリ。

 
彼が歌う『悪の交響曲』に胸を撃ち抜かれたのに(涙)


作品を知ったときから、フロランのサリエリを見てきたので、来韓しないと知ったときはショックだった(号泣)。

会場から友だちに「フロランも本国で『リア王』とか出ていないで、韓国に来ればよかったのに~」とメッセを送った際、
「『リア王』じゃなく『アーサー王』」と、やんわり訂正され、思わず
「いいんだよ、そんなもん、どっちだって!!」とキレそうになったほど(笑)。

それぐらい、フロラン不在の本作が残念に思えた。

 
ちなみに、新サリエリの「悪の交響曲」


韓国語を交えて歌っているが分かる。

本番はもちろんフランス語だったけど、カテコは韓国語でこのナンバーを歌ってくれたので、客席は大盛り上がり。本当に楽しかった。
最初からこの俳優でサリエリ役を見ていたら、もう少し受け入れやすかったかも。
何度か見ているうちにカッコ良く思えてきたし(笑)。

 
ちなみに、キム・ジュンヒョン氏の「悪の交響曲」


それぞれ魅力があるね。

 
この作品はコンスタンツェやアロイジアなど、女性陣のナンバーも大好きだし、夜は興奮して眠れなかった。

席は、運よく3列目で見られたんだけど、広い「世宗文化会館」。
もう少し後方で見ればよかったと後悔した。
前から3列目だと肉眼でもキャストの顔がよく見える。ただ、広すぎて舞台全体を見ることが難しい。
右を見たり、左を見たりキョロキョロ。作品そのものを楽しみたいなら、会場の中央ぐらいの席がいいかも。

 
そんなこんなで、フロラン不在でも楽しめちゃった本家『アマデウス』
フランス版アマデウス4

興行主は何かと大変そうw

来韓して序盤の地方公演では、主演俳優のミケランジェロ・ロコントが体調を崩し、開演が遅れたり、やむを得ず録音で舞台に立ったとか。
ソウルに来てから体調は回復したものの、今度はケガにより急遽、アンダーが登場。

そうこうしているうちに、サリエリ役のローラン・バンがアジア人を差別する発言をしたとしてバッシングされ、謝罪。次から次へと問題が起こるという。

海外での長期公演で体調を崩したり、ケガをするのは想定内と思うけど、問題発言が外部に漏れ出たのはいただけない。
しかもローラン・バンのこの発言を漏らしたのは韓国側の通訳担当者。
SNSに投稿すれば大きな問題になることは想像できたはず。この点、興行主が気の毒に思えた。

 
広い「世宗文化会館」
フランス版アマデウス5

作品が良くても席を埋めるのは大変。

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