今年、韓国でも日本のミュージカルファンの間でも大きな話題に!
ミュージカル『フランケンシュタイン』
韓国オリジナルの創作ミュージカルだし、言葉の壁も感じそうだし、ほかにも予定が入っているし…で、3月には見なかった作品。
…が、私の背中を押したのは、『フランケンシュタイン』を見に行った友だちからのメール。
「何言ってんだかよく分からなかったけど心を持っていかれて最後は号泣した」と。
彼女のその一言で、「そんなにいいの?」「そんなスゴイ作品なの?」と気になり始め、結局は見に行くことに。
韓国オリジナルの創作ミュージカルなので、当然、私が昨年見た日本版『フランケンシュタイン』とはまったくの別モノ。
日本版にも怪物の孤独や、博士に対する復讐心は日本版でも描かれていたけど…。けど全然違う!
ストーリーを理解できなかったらどうしよう~って最初は思ったけど、直前にRYUさんのブログでなんとか予習。本当に素晴らしい予習編だった。ありがたい(涙)。
この日はこんなキャスト
博士 ビクター・フランケンシュタイン/リュ・ジョンハン
怪物 アンリ/パク・ウンテ
リュ・ジョンハンとパク・ウンテだなんて、もう~、鉄板コンビ♡
人体再生に取りつかれて自らが神になろうとした博士と、彼から命を与えられた孤独な怪物の物語。
博士とアンリの変わりゆく関係が悲しい。切ない。
その思いを歌にのせるわけですが、流れるナンバーが素晴らしく、リュ・ジョンハンとパク・ウンテの力強い歌声に撃沈!
この難しいナンバーを歌い上げるのにどれほどの声量が必要なんだろう。
一番好きだったのは怪物になる前のアンリが、ビクターのために歌うこの歌。
「君の夢の中で」
まるでラブソングにも聴こえる歌でジーンとしちゃった。
二人のビッグナンバーを聴くだけでも、この作品を見に行った甲斐がある。OSTがあったら欲しかったぐらい。ホントに。
しかも主要な登場人物が一人2役を演じていてビックリ
博士役のリュ・ジョンハンがまったく違った姿を見せてくれるのはとても新鮮。
ただ…。自分の緊張感がここでプチっと途切れたのがわかったので、個人的には2役じゃないほうがよかったかも。
友だちはこの一人二役がとても楽しめたそうなので、これも作品の魅力の一つなんだけどw
それと毎度のことで、私は泣きのツボが人とはちょっと違っていて、今回もビクターと姉エレンの別れのシーンにやられちゃったよ。
『フランケン~』に限らず、これまでも何度となく「えっ? そこで号泣したんだ~」と驚かれることがしばしば…。
映画もそうなんで、一般的な視点と少しズレているのかもしれない。
いずれにしても、こんなミュージカルを作り上げちゃう韓ミュー界の勢いってすごい。これ、字幕つきで見られたらよかったなーと思った。
カテコではリュ・ジョンハンとパク・ウンテがおでこをピタッとつけてニッコリ♡
本編とのギャップに胸がキュンとしちゃうじゃない(笑)。
というわけで、翌日もこの作品を観に劇場に足を運んだのだった(笑)。