もし、この時期にソウルに行けたなら今年も観たかったな。
『ピマッコル恋歌』
「世宗文化会館」で上演された超大型歴史創作ミュージカルで、昨年のちょうど今ごろ出逢った作品。
朝鮮王朝時代―。
鐘路の裏通り“ピマッコル”(避馬通り)を舞台に、身分違いの男女の恋を描いた切ないラブストーリー。
韓国オリジナル作品なので、ちゃんと物語を理解できるかどうか不安だったけど、各座席にモニターがついていて日本語や英語字幕を選べるようになっていた。こういうシステムは助かる。
美しい歌声を響かせた二人
平民のキムセンは『モーツァルト!』のパク・ウンテ。
両班の娘ホンラン役には『ジキル&ハイド』のチョ・ジョンウン。どちらも
本当に素晴らしかった。
しかも、いつもドラマで観ているヤン・ヒギョンのナマ歌まで♪
ヤン・ヒギョンはヘンメ役で二人の恋の橋渡しをする。ドラマもそうだけど、舞台上でも抜群の存在感!
第1幕はとってもよかった。とにかく歌やダンスに迫力があって、これぞ韓ミュー!と感激した。
ソウル市と世宗文化会館が時間をかけて制作した作品だけあって、アンサンブルも見ごたえがある。しかも韓ドラさながらの悲恋…。
あまりに切なくて、涙しつつ幕を閉じたんだけど、第2幕では衝撃の展開にw
ミュージカルにロックやラップ調の要素を取り入れるのは理解できても、いきなりネズミたち中心の話になってしまったのが残念。
どう考えても違和感ありすぎでしょー。
なぜネズミ? 他の小動物じゃダメなのー?と、頭の中は「?」だらけ。
第一幕と二幕とで、こんなに印象の変わるミュージカルも珍しいのでは(笑)。
今年は9月10日まで上演される。
なんだかんだ言っても、やっぱり今年も観に行きたかったなー。