今年見た映画の中で一番笑えて、一番ジーンときちゃった。
冒頭から大笑いした『怪しい彼女』、ついに今週7月11日(金)より公開される。
『怪しい彼女』(2014年/韓国/125分)
(c)2014 CJ E&M Corporation, All Rights Reserved
今週7月11日(金)より、TOHOシネマズみゆき座、TOHOシネマズ日本橋、新宿武蔵野館ほか 全国ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをクリックしてご覧ください。
映画あらすじ
“女性の人生”をボールに例える冒頭から大爆笑だった。
10代の女性は男たちの手に届かないバスケットボール。
20代になると女性は、男たちに追いかけられるラグビーボール。
30代では群がってくる男たちはいなくなるけど、一人の男に集中してもらえる卓球に。
それがいつしか遠くに放たれる○○○ボールとなり(笑)、最後は…うわっ!
↑↑笑いごとじゃない(汗)。↑↑
自分もそうなっていくのだから。
口を開けば罵詈雑言ばかりのトンデモ女オ・ドゥリ(シム・ウンギョン)
ある日、突然現れて周囲を混乱させる
なんだか、とっても怪しい彼女。その正体は―。
息子だけが自慢の毒舌おばあさんオ・マルスン(ナ・ムニ)
命がけで息子を育ててきた彼女だったが、やがて家族との間に溝ができ、心を痛めていた。そんなとき、偶然立ち寄った「青春写真館」で、なんと50歳も若返ってしまう!
20歳に戻ったマルスンは「オ・ドゥリ」となって、カラオケを熱唱。
そこで音楽番組のプロデューサーに見出され―
実の孫のジハとバンド活動をすることに
「自分の思いどおりに生きてみたい」と、家族にメッセージを伝えるドゥリだったが―。
男の下半身は災いの元だよ
短い棒で、人生を棒に振るんだ
by オ・マルスン
*****
彼女のこれまでの人生が最後に見えてきて、しかも息子がそんな母親を解放してあげようとする思いに胸を打たれた。
息子のためだけにすべてを犠牲にして生きてきた母と、その母に別の人生を歩ませてあげたかった息子。
今の時代と違い、オ・マルスンの年齢を逆算すると、当時、女手一つで子供を育て上げることがいかに大変だったか。
きれいごとばかりじゃない。
本編でも触れているが、「人から恨まれるようなこともしてきた」と彼女は認めている。息子はそんな母親の背中を見ながら育ったのよね。
ただ大笑いして終わるような映画じゃなくてよかった。
すごく笑えてスカッとしたのに、最後にウルッとさせるなんて。
B1A4のジニョンがジハ役を熱演。
ラストシーンにはサプライズが用意されていてビックリ!
大爆笑の冒頭から涙のラストシーンまで、とことん楽しめる映画だった。
アジュンマパーマのおばあさんたちを後ろから眺めるシーンも爽快。
「○○○畑みたいだ」って。たしかに(笑)。
オススメ度 ★★★★★