すごい雪だったけど、まさに雪景色を背景に描かれた映画『ユンヒへ』が明日から日本でも公開される。
『ユンヒへ』(2019年/韓国/105分)
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2022年1月7日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
韓国で暮らすユンヒ(キム・ヒエ)
夫インホ(ユ・ジェミョン)と別れ-
シングルマザーの彼女はある日、一通の手紙を受け取る。
そんな母宛ての手紙を盗み見てしまったのが-
高校生の娘セボム(キム・ソヘ)
彼女は自分の知らない母の姿を知ることに。
手紙の差出人は小樽に住むジュン(中村優子)
セボムは、母親とジュンを会わせる決心をする。
強引にセボムに誘われて-
小樽へと旅立つユンヒ
それは20年前の自分と向き合うための心の旅でもあった-。
*****
本作はコロナが感染拡大する前の2019年11月に公開され、12万2千人を動員。
少ないように思えるかもしれないけど、撮影日数はわずか28日間。大作映画でもなく、しかも内容は他にはなかったストーリー展開になっている。
いろいろな“愛の形”があるけれど、この映画にこれだけの観客が入った意味は大きいと感じた。
で、撮影は北海道・小樽でのロケを二度に渡って行ったという。
なぜ北海道の小樽か。以前からの韓流ファンならピンとくるはず。
そう! 監督自身が岩井俊二監督の『Love Letter』にインスパイアされたから。
今から20年前の韓国といえば、この『Love Letter』が思いのほかヒットし、多くの韓国人が中山美穂のセリフ「お元気ですか? 私は元気です」を普通に口にしていたほど。
北海道の雪景色を背景に自分と向き合うシーンは、どこか『Love Letter』とも似ている。
派手さはないけど、最後まで観るとこの映画が高く評価されたのも理解できる。
オススメ度 ★★★☆☆
Love Letter 韓国人が大好きだった日本の映画。 |