今週から公開される韓国映画『オマージュ』。ドラマや映画に引っ張りだこのイ・ジョンウンが主演の映画。
『オマージュ』(2022年/韓国/108分)
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2023年3月10日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
売れない映画監督のキム・ジワン(イ・ジョンウン)
3作目の『幽霊人間』も大コケの予感。
息子ボラム(タン・ジュンサン)は「誌を書きながら母さんにパラサイトする」と言い、夫サンウ(クォン・ヘヒョ)も自分勝手。
ある日、仕事が入った。
それは60年代に活躍した韓国の女性監督ホン・ジェウォンが残した映画『女判事』の欠落した音声を吹き込むという作業。だが、作業を進めてみると、フィルムの一部が失われていることに気づくのだった―。
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女性の映画監督が、女性の映画監督を描いている。
描かれているほうの女性監督は、作品の中で60年代に活躍した女性監督の作品を再生していくという面白い構図になっている。
この60年代に活躍した女性監督とは実在したホン・ウノン監督がモデルになっているという。
韓国で二人目の女性監督だそうだ。
実際の『女判事』は音声が残っているようだが、一部のフィルムが欠落。検閲によって切り取られた可能性もある。
女性への差別が当たり前だった時代―。
作品が残っていたことが奇跡とさえ思える。
主演はイ・ジョンウン。
映画やドラマでよく目にする。『パラサイト 半地下の家族』では家政婦役で、強烈な印象を残した。
この映画は韓国で昨年5月下旬に公開され、1万3千人を動員。
観客数だけ見ると恐ろしく少ないように思うが、それでも国内外での評価は高い。
映画をヒットさせるというよりも、この映画を通じて女性監督がメッセージを発信しているような、そんな印象を受けた。
オススメ度 ★★☆☆☆
パラサイト 半地下の家族(字幕版) イ・ジョンウンといえば! |