来週、日本で公開される『THE KILLER/暗殺者』。
主演俳優チャン・ヒョクのビジュアルが20年前と変わっていない、というか、むしろ20年前よりカッコ良くなってね?というレベルで、衝撃が走ったw
『THE KILLER/暗殺者』
(原題:『THE KILLER:死んでもいい子』/2022年/韓国/95分)
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2023年5月26日(金)シネマート新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
引退した最強の暗殺者ウィガン(チャン・ヒョク)
今は妻と暮らし、財テクで成功を収めていた。
ある日、妻が友人と旅行に行くことになり、その友人の娘ユンジ(イ・ソヨン)を預かることに。
短期間だがユンジは女子高生。ウィガンはユンジに振り回されてしまう。
ところがユンジが拉致されて状況が一変する。
ユンジを取り戻しに行くウィガン
暗殺者としての本能が再び覚醒していくが―
事態は思わぬ方向へ。
*****
チャン・ヒョクのアクションシーンはすごい。これは見ていて楽しめる。けど、序盤は脚本には穴がありすぎる気がした。分からないことが多すぎる。疑問の幾つかは後半になって解ける。
娘ユンジの行動は不可解で、私には謎だった。仮病を使ってウィガンを呼び出したかと思えば、先に帰れといったり。自分勝手な行動の末、事件に巻き込まれていく。ウィガンはそんな娘を助けに行って、話はどんどん大事になる。
そしてウィガンがやら強い。銃の撃ち方は相手をちゃんと見ておらず、勘で撃っているようにしか見えないんだけど、しっかり命中してる。
ソ連の特殊部隊の話がチラッと出てくるが、ウィガンがこれまでどんな人生を送ってきたのか詳しいことは分からないので、ここは想像するしかない。
銃を撃ちまくっても警察は来ない。まるで無法地帯と思っていたら、最後に刑事がひとりだけ来た。あり得ない。刑事はあっけなく銃をチャン・ヒョクに奪われる。
ちなみに、思いがけないゲスト出演もあった。これは想像していなかったので「おっ!」と思った。
ストーリーに目新しさがないと思ったら、チャン・ヒョク自らの企画だったのね。全編、スタントなしで激しいアクションシーンにも臨んでいる。もしかしたら『アジョシ』でウォンビンの役を演じたかったのだろうか。
原作は同名のWeb小説で、『剣客』と同じくチェ・ジェフン監督の作品。
『剣客』は観客動員数が19万人だったが、この『THE KILLER/暗殺者』は昨年7月に公開され、観客動員数は6万人にとどまった。これは少ない。翌々週に公開された『ハンサン ―龍の出現―』に話題を全部持っていかれた感がある。
チャン・ヒョクとこの監督のタッグはこれを最後にしたほうがいいんじゃないか。
チャン・ヒョクのファンだけが観ればいい作品になっちゃってる。
オススメ度 ★☆☆☆☆
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