待望の韓国映画『アジョシ』がついに日本で公開される。個人的にも「待ってました!」という感じ。それぐらい昨年韓国で話題になった映画。
観客動員数はなんと620万人! 昨年公開された韓国映画の興行成績第1位という記録を残した。
韓国版『レオン』といわれたが、ちょっと違う気がする。無理にでも比べるとしたら、私には『レオン』よりツボだったかも。
『アジョシ』(2010年/韓国/119分/R15+)
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9月17日(土)より全国で公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
「映画は興味ないわ」という方も、せめて予告だけは観ていただきたい。
孤独な男と少女の姿を、そして心の痛みを感じていただけたらと思う。何より、ウォンビンのカッコ良さに思わず言葉を失う!
これほどステキな俳優さんだったんだぁ~と、あらためて気づかされた感じ。こんなウォンビンの姿はおそらく他の作品では観られないと思う。
映画あらすじ
過去の出来事が原因で心に闇を抱えているテシク(ウォンビン)
彼は街の片隅で質屋を営んでおり、“質屋のおばけ”といわれている。
隣に住む少女ソミ(キム・セロン)
孤独なソミはテシクをただ一人の友達として慕っている。
「アジョシが私を守ってくれるよね…」
ところが、ある日、ソミが麻薬中毒の母親共々犯罪に巻き込まれ、組織に誘拐されてしまう。
ソミを救い出そうと立ち上がったテシク
唯一、心を通わせることのできたソミを守りたい。彼は髪を短くし、覚悟を決める。
ソミを連れ去った犯罪組織に一人で乗り込むテシク
だがソミは危険にさらされて―。
*****
『アジョシ』とは直訳すると「おじさん」。ヒロインの少女からすると、たしかに年の離れたテシクはおじさんなんだけど…見た目と呼び方にギャップを感じなくもないw
しかも“質屋のおばけ”って、、、こんなイケメンのおばけだったら毎日でも顔を合わせたい(笑)。
さらに映画とは関係ないことだけど、丸刈りヘアがフツーに似合ってしまうのがウォンビン。
結構、韓流スターが入隊する時、丸刈り頭を見てガッカリするファンも多いと思うんだけど、ウォンビンの場合、ロン毛はもちろん短く刈り上げた姿も似合ってしまう。何をしてもカッコイイから、この映画の中で髪を短くしてもまったく違和感がない。
ソミ役は『冬の小鳥』でおなじみの天才子役キム・セロン。
彼女が演じる孤独な少女ソミを救うため、テシクは立ち上がる。
映画を観ていると「あぁ、この少女になりたい…」。そんな思いがフツフツと湧き上がる。
多少危険な目に遭ってもいいから、ウォンビンに助けられたい!
そう思う女性は少なくないはず。
この映画はアクションシーンを期待して観られる方も多いかもしれないけど、私はそれよりむしろテシクとソミの孤独があまりにも切なく、二人が互いを思いやる姿に心を打たれてホロリときた。
テシクとソミの絆を描いた感動作。ぜひ劇場でご覧になってください。
ハンカチとティッシュを忘れずにね。
ハンカチは涙用に。ティッシュは鼻血用。
もしアジョシが悪い人でも嫌いにならない
アジョシまで嫌いになったら、私の好きな人がいなくなっちゃうから…
オススメ度 ★★★★☆