先週4日(土)にいよいよ公開された。問題作『トガニ 幼き瞳の告発』。
韓国で起きた衝撃的な事件を元に描かれた小説が原作。この作品を見てショックを受ける方はきっと多いと思う。私もその一人。
こんなことが現実に起こっていたなんて…。想像しただけで吐き気がした。
『トガニ 幼き瞳の告発』
(原題:『るつぼ』/2011年/韓国/125分)
(C)2011 CJ E&M CORPORATION, ALL RIGHTS RESERVED
8月4日(土)よりシネマライズ、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
聴覚障害者の学校に赴任した美術教師のイノ(コン・ユ)
彼は生徒たちのよそよそしい態度が気になる。
夜、トイレで少女の泣き叫ぶ声が聞こえたかと思えば、同僚教師が男子生徒に執拗なまでの体罰を与えている…。違和感を覚え始めた頃、彼は複数の生徒たちが校長や教師から性的虐待など暴行を受けていることに気づく。
何の罪もない子供たち
信じがたい事実を知ったイノは子供たちとともに真実を明らかにしようと決意。けれど当然のことながら校長は否定し、警察も事件をもみ消そうとする。
事件はマスコミに取り上げられ、子供たちも法廷に立つことに
真実を明らかにするにも勇気が必要…。
立ち向かう子供たちに対し、事実を隠そうとする大人たち。その姿はとても恥ずかしいし、許されるものではない。
別媒体でも書いたが、決して後味の良い作品ではない。むしろ見終わったときに、イヤな気持ちが残ることだろう。
けど、こうした現実から目を背けてはいけないと自分に言い聞かせながら最後まで見ていただきたい。
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学校内で起きた事件を隠蔽する大人の姿は日本も韓国も変わらない。
特に大津市の教育委員会の方々や、いじめ事件で問題となった中学校の校長、教諭にオススメの1本。
オススメ度 ★★★☆☆