本日16日(土)より公開の『素晴らしい一日』。
韓国映画だけど、原作は日本の平安寿子の同名小説。
主演は演技派女優のチョン・ドヨンと、カメレオン俳優のハ・ジョンウ。
思えば『プラハの恋人』で共演していた二人だけど、当時とは全然違ったキャラで観客を楽しませてくれる。
『素晴らしい一日』(2008年/韓国/124分)
(C)2008 SPONGE. All Rights Reserved
監督&脚本:イ・ユンギ
原作:平安寿子
出演:チョン・ドヨン / ハ・ジョンウ
配給:エスピーオー
4月16日(土)、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
人生に行き詰まったヒス(チョン・ドヨン)
350万ウォンを取り返すべく元カレのビョンウン(ハ・ジョンウ)を捜しに行く。
2人は1年前に別れていたが、30代で仕事も恋人も貯金もないヒスにはどうしても彼に貸したままになっていた金が必要だった。
相変わらず楽天的でお調子者のビョンウン
この男は、のらりくらりと彼女の追求をかわしていく。
どん底まで落ちて、初めて見えるものもある
アタシ、一体なにをやってるんだろ―。
*****
ある日突然、お調子者の男のところに元カノが現れる。「貸した金を返せ」と(笑)。
男に金はなく、元カノも引き下がらない。
仕方なく二人は、男の知人女性たちに金を工面してもらうことに…。
って、書くと単純なストーリーのように思えるかもしれないけど、そもそもなぜ元カノが急に別れた男のところに現れたのか…。
そして彼女は借金行脚をしながら、一年前に別れた彼のどんな一面を垣間見ることになるのか。興味深くストーリーが展開していく。
ビョンウンはイラっとさせるけど、なぜか憎めない
(C)2008 SPONGE. All Rights Reserved
決してイケメンではない。けど愛嬌があるのよね。
実は原作を読んだのがかなり以前のことなので小説のほうはうろ覚えだけど、映画を観ていて思った。やっぱりイ・ユンギ監督って、こういうヒロインを描くのが本当に上手だなーと。
『チャーミング・ガール』『アドリブ・ナイト』でも、現代社会を生きる女性の姿をとても丁寧に描いていて、ヒロインに共感したり。
特に都会に上京してきて一人暮らしをしている女性は、いろんなことを感じるのではないかと思う。
最低な今日が、最高の笑顔で終わる。
たとえ”イタい女”と言われようとも…今よりもっと自分を好きになれるかも
オススメ度 ★★★☆☆
素晴らしい一日 (文春文庫) 原作本です。 |