『別れる決心』に続いて、パク・ヘイル主演『ハンサン ―龍の出現―』も公開される。
『ハンサン ―龍の出現―』
(原題:『閑山:龍の出現』/2022年/韓国/130分)
©2022 LOTTE ENTERTAINMENT & BIGSTONE PICTURES CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED.
2023年3月17日(金)よりシネマート新宿ほか全国順次ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
時は1592年4月―。明国の侵攻を狙う豊臣秀吉が朝鮮半島への進撃を開始。わずか20日で首都の漢陽(ハニャン)を陥落させ、挑戦の王・宣祖(ソンジョ)が都を脱出。朝鮮軍は日本の武将が率いる軍に太刀打ちできずにいた。
その日本の武将とは脇坂安治(ピョン・ヨハン)
一方、朝鮮軍の敗退が続く中、孤立奮闘していたのが―
水軍の将軍・李舜臣(=イ・スンシン:パク・ヘイル)
何度も海戦を仕掛けては―
日本水軍の戦力を削ることに成功する。
軍議が紛糾しようとも
攻めるとも守るとも明言しない李舜臣。ただひたすら交戦の準備を進めるが―。
*****
天下統一を成し遂げた豊臣秀吉が大陸侵攻の足がかりとして朝鮮半島に出兵した文禄・慶長の役。その戦で大きな分岐点となったのが閑山(ハンサン)島の海戦だった。
間者役としてオク・テギョンも出演しているが―
特筆すべきは老将役のアン・ソンギ
闘病中だった去年、久しぶりに公の場に姿を見せ、ファンに衝撃を与えたが、本作ではそんな様子は微塵も感じられない。
やっぱり強い印象を与え、韓国映画界になくてはならない存在と感じさせる。
韓国の絶対的英雄・李舜臣を描いた作品は興行的にも強かった。
昨年7月下旬に公開され、726万人もの観客を動員。
ただ、、、日本人の慣れない目で観ると、人を見分けるのがちょっと大変で、すぐに感情移入できない。
また、私が試写会で観たのはピョン・ヨハン演じる脇坂の吹き替えバージョン。
演じているのはピョン・ヨハンだけどセリフは日本人の吹き替え。
脇坂が魅力的に描かれているだけに、ちょっと残念だった。
劇場では吹替版と字幕版があるので、チケット購入の際には気をつけて。
思うに、「興味がある」「観るつもりでいる」という方は劇場へ。
水軍同士がぶつかり合うシーンはド迫力があり、これをネット配信で観るのはあまりにもったいない。
反対に「ネット配信でいいや」ぐらいの方は特に観なくてもいいのでは?って思うぐらい、体感できる迫力がスクリーンとは全然違うと思う。
オススメ度 ★★☆☆☆
神弓-KAMIYUMI- (字幕版) 同じくキム・ハンミン監督とパク・ヘイルが主演した作品。 |