韓国映画『ラスト・プレゼント』のオ・ギファン監督にまたしても泣かされた(涙)。
今度は中韓合作映画『最後の晩餐』。
中国では初日の2日間で興行収入が5億円を超えたという大ヒット作。
最後は30億円を突破し、ロマンス映画がヒットしづらい中国で歴代8位という大記録まで打ち出したとか。
そんなスゴイ映画が今週末、いよいよ日本でも公開される。
『最後の晩餐』
(原題:A Wedding Invitaiton 分手合約 2013年/中韓合作/中国語/103分)
今週3月1日(土)よりシネスイッチ銀座、横浜ブルク13ほかにて全国順次公開!
出演:バイ・バイホー(中国)、エディ・ポン(台湾)、ペース・ウー(台湾)、ジアン・ジンフー(中国)
監督:オ・ギファン(韓国)『ラスト・プレゼント』『ナンパの定石』
配給:CJ Entertainment Japan
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
前半と後半でまったく違ったストーリーになっている。2つの物語を楽しんだ感じ。しかも途中、『ラスト・プレゼント』を思い出すシーンもあって、思わず涙腺がゆるんでしまう。
映画あらすじ
“君が作る器に、僕の作るトマトとじゃがいもと干し筍のスープ”
シェフを目指すリー・シンは、食器デザイナーを夢見るチャオチャオにプロポーズする。
ところが彼女の返事は意外なものだった。
「お互いの夢を叶えないまま結婚するのはイヤ。5年後、もしも二人が独身だったら結婚する」と。
5年後―。
上海で食器デザイナーとなったチャオチャオに1本の電話がかかってくる!
電話の相手は北京の三ツ星レストランのイケメンシェフとして有名人になっていたリー・シン。
2回目のプロポーズを期待していたチャオチャオは胸を躍らせるが、彼からは「婚約者がいる」と告げられたのだった。
リー・シンを取り戻そうと北京に向かうチャオチャオ
彼女はこの5年間、リー・シンには言えない悲しい秘密を抱えていた。
チャオチャオとリー・シン
5年ぶりに再会した二人は―。
皆さんは、大切な人との“最後の晩餐”に何を食べたいと思いますか?
*****
正直言うと、前半はヒロインのチャオチャオにあまり共感できず作品に集中できなかった。
…が、不思議なことに中盤あたりから彼女のことを応援したくなる。
終盤の展開はとても切なく、胸が痛んだ。このあたりは韓国映画の魅力がタップリ詰まっているように思う。
ただし制作陣は監督をはじめ韓国人だけど、キャストは中国大陸や台湾の方ばかり。ロケも北京と上海で行われているので、作品のテイスト以外にあまり“韓国っぽさ”が感じられないのが少し残念だったかも。
どうでもいいことかもしれないが、主役のエディ・ポンも素敵だけど、個人的にはマオマオ役のジアン・ジンフーがタイプだった(笑)。
ヒロインのチャオチャオを演じる女優バイ・バイホーが、実は“一児の母”というのはビックリ。とても、そうは見えない。
オススメ度 ★★★☆☆