昨年、観た映画は80本。
今年は今のところまだ25本。年間目標の100本には届きそうもないけど、「この1年で見た韓国映画の中で一番のお気に入りは?」と聞かれたらまず浮かぶのが『建築学概論』。
ただの恋愛映画じゃなかった。
ソウルで3回観たという方もいたが、私も2回観ちゃった。
本当に大好きな韓国映画なので、今週18日(土)に公開されたらまた観に行くかも。二度目のほうがさらに心に沁みてきたので。
三度目はもっと好きになると確信している♡
韓国では410万人もの観客を動員し、男性のリピーターが多かったそうだけど、それも納得。私は女性目線でジーンとしていたが、男性が見ても違うツボで切なさを覚えるだろう。
私の中ではイ・ビョンホン主演の『王になった男』よりずっと印象的で特にエンディングが胸に残った♡
『建築学概論』(2012年/韓国/117分)
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今週5月18日(土)より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
建築学科に通うスンミン(イ・ジェフン)
彼は建築学概論の授業でソヨン(miss Aのスジ)に出会い、恋をする。
けれど不器用なスンミンは勇気を出せず、気持ちを告げられない。結局、ある出来事がきっかけで彼はソヨンから遠ざかってしまう。
15年後―。
2人は再会
建築士になったスンミン(オム・テウン)の前に突然現れたソヨン(ハン・ガイン)。彼女は済州島に家を建ててほしいとスンミンに依頼する。
家を建築する過程で明らかとなるソヨンの人生
2人の間で学生時代の記憶がよみがえるが、スンミンには婚約者がいた―。
15年前、2人が交わした約束
「初雪の日に会おうね」
その約束の行方は?
みんな 誰かの初恋だった―。
心を揺さぶられたのは、この映画が私たち一人ひとりの物語でもあると気づいたから。
*****
予告編だけ見ると、ただの恋愛映画?と思いがちだが、それ以外の要素も満載。
特にソウルの地名と、その地域の特性を知っていると、ソヨンの言わんとすることが理解できると思う。
ここらへん韓国人女性のほうが共感しやすいかも。地名を聞いてもピンとこないと、彼女の思いを理解しないまま流してしまいそうな気がする。
初恋の思い出を胸にスンミンとソヨンは家を建てていき、同時に2人は人生の岐路に立たされていて、その後の生き方を決めなければならない状況。
新しい人生を歩むため、彼らは過去の思い出とどう向き合うのか。
最後まで惹きつけられる。
また、CDやCDプレーヤーといったアイテムの使い方もすごくいい。
メインポスターで学生時代のソヨン演じるスジがプレーヤーを手にしている。しかもイヤホンがスンミンの耳にも…。映画を観終わったあとポスターを見て、さらにジーンときちゃった(涙)。
ひとつだけ。たった一つだけ、気になったのが終盤のシーン。
これはいらなかったのでは?と思えるシーンがあった。
「いや、必要よ!」という方もいらっしゃるかもしれないが、私はそのシーンがなくてもよかったように思う。
そこの部分を差し引いても、ヤッパリ心に残る作品だった。久々の特大ホームラン!!
オススメ度 ★★★★★
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