毎年、日本で公開される韓国映画はたくさんあるけど、久しぶりの大作かも。イ・ビョンホン主演の『王になった男』。
数ヶ月ぶりに辛口映画評論家の前田有一氏と一緒にプレス試写会に行った。期待していた以上の作品!
イ・ビョンホンのファンでなくても楽しめると思う。特に、歴史ドラマがお好きな方はイ・ビョンホンが光海君を演じたというだけで興味がわくんじゃないかしら。
『王になった男』
(原題:『光海、王になった男』/2012年/韓国/131分)
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2013年2月16日(土)より新宿バルト9、丸の内ルーブルほか全国ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
ときは朝鮮王朝時代―。
実在した15代目の王・光海(クァンヘ)の史実に残されていない空白の15日間にフィクションを加えた歴史大作。
「誰よりもドラマチックな人生を送った暴君」といわれる光海の秘密に迫る。
「文禄の役」の後に王となった光海(イ・ビョンホン)
かつては聖君といわれていたが、命を狙われる恐怖心から暴君へと変わりつつあった。
彼は忠臣のホ・ギュン(リュ・スンリョン)に命じる
「自分の影武者を探せ」と。
ホ・ギュンが見つけたのは、光海と瓜二つの顔をした道化師だった。
道化師のハソン(イ・ビョンホンの一人二役)
ハソンは“偽の王”として宮中へ。
一方、何も知らない王妃
悲しい過去を持つ女官サウォルも“偽の王”とは知らない
だが彼女は心を開くように。
やがて自らの意志を持つようになったハソン
彼は“真の王”になりつつあったが命を狙われて…。
光海(クァンヘ)は今でこそ“悲劇の王”という見方もあるけど、歴史上では暴君として名を残し、クーデターで廃位されている。
本当はどんなことを考えて、どんなふうに生きようとした王様だったのか。映画を見てからも想像が膨らむ!
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映画が公開されてから、韓国は大統領選に突入。
“真のリーダー像”を求めて映画館に足を運んだ観客も多かったのではないか。
ドラマ『王の女』ではチソンが光海を演じている。イ・ビョンホン演じる光海とはまた違った一面が見えてくると思う。
ほかにも『ホジュン 廷医官への道』『タムナ~Love the Island』『不滅の李舜臣』をご覧になると、より映画を楽しめるかと。
ちなみに、これらのドラマ4本で約230話w
『ホ・ギュン 朝鮮王朝を揺るがした男』まで見ると280話ぐらいに(汗)。
一気に見ると、かなり体力を消耗しそうね。
こちらは韓国版のポスター
公開前から話題になっていたけど、まさか1,230万人もの観客を動員するとは。
韓国映画史上3位という興行成績。さすがだわー。
余談だけど、ホ・ギュン演じた俳優リュ・スンリョンとイ・ビョンホンが、実は同い年ってことが私には衝撃的だった(笑)。
オススメ度 ★★★★☆