チョン・ウソンが韓国大統領役を演じている『スティール・レイン』が日本で公開される。
『スティール・レイン』
(原題:『鋼鉄の雨2:頂上会談/2020年/韓国/132分)
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2021年12月3日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
日本とアメリカ、そして中国の思惑が渦巻く中―。
韓国と北朝鮮は、国家安全保障に向けた「朝米平和協定会談」を間近に控えていた。ところが直前で北朝鮮とアメリカの間に意見の相違が浮上。韓国はアメリカからの要請で、米朝関係の維持を取り持つことに。
韓国大統領のハン・キョンジェ(チョン・ウソン)
「平和協定会談」の場は北朝鮮の元山(ウォンサン)に決定。韓国のハン大統領と―
北朝鮮の最高指導者チョ委員長(ユ・ヨンソク)
アメリカ合衆国のスムート大統領(アンガス・マクファーデン)
三首脳がホテルの一室でついに顔を合わせるが、核兵器をめぐって溝は埋まらず、交渉は決裂。
そんな中、超大型台風“鋼鉄の雨(スティール・レイン)”が接近していた。
その頃、不穏な動きを見せていたのが北朝鮮護衛司令部。
総局長のパク・ジヌ(クァク・ドウォン)
彼はアメリカに核兵器を渡したら北朝鮮は韓国に吸収されると信じ―。
クーデターを主導
首脳三人は原子力潜水艦に監禁されてしまう
北朝鮮委員長と米大統領をなんとか脱出できたが―
艦内に残るハン韓国大統領
その間、今度は日本を標的とした核ミサイル攻撃が実行されようとしていた。
*****
かなり端折ってのあらすじ紹介。ここに日本や中国の思惑も絡んできていて、もっと複雑になっている。
設定もストーリー展開もかなり大風呂敷を広げた感があり、そこまで入り込めなかったというのが正直なところw
エンタメ作品だからこれでいいのかもしれないけど、あまりにもリアリティーに欠けたかな。
Netflixで配信されている「鋼鉄の雨」とは設定もストーリーもまた全然違った作品。個人的には「鋼鉄の雨」のほうが好きだった。
とはいえ、今回のクァク・ドウォンのキャラクターが強烈すぎ。
北朝鮮の強硬派の軍人は本当にこんな感じなんだろうなーと思えたし、まったく違和感がなかった。
ここ数年、「愛の不時着」といい、北朝鮮に絡んだ作品が多いけど、クァク・ドウォン演じる北朝鮮の軍人はよりリアルで圧倒的な存在感だった。
韓国では昨年7月末に公開され、179万人を動員。
コロナだからこの数字か、、、と思ったけど、その翌週に公開された『ただ悪より救いたまえ』が435万人を動員したことを考えると、物足りない数字に終わったのでは。
見終わってみると、監督の強い政治思想を感じた。
オススメ度 ★★☆☆☆
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