明日6月7日(金)より公開されます。イ・ホンギ主演の映画
『フェニックス~約束の歌~』。
ただのアイドル映画と思っていたら、いろいろと考えさせられました。
『フェニックス~約束の歌~』(原題:熱いさよなら) 2013年 韓国
(C)KJ-net
6月7日(金)からTOHOシネマズ六本木ヒルズ、TOHOシネマズ
梅田ほか全国公開!
あらすじや公開情報等の詳細はコチラのHPをクリックしてください^^
わがままなトップアイドルのチュンイ(イ・ホンギ)
カメラのないところでは不機嫌で、ついに事件を起こしてしまいます。
社会奉仕活動を命じられ、彼が向かったのはある病院。
ここには変わった患者ばかりがいました。
タバコ好きでコワモテの男がいれば、歓楽街へと繰り出していく男も。
そしてチュンイの指導役はクールなアンナ
こうした患者たちに10歳の少女ハウンが加わり、なんとバンド活動
していることをチュンイは知ります
けれどチュンイは気づきました。
彼らが余命宣告された患者たちであることに。ここは患者を治療する
病院ではなく、ホスピスだったんです。彼らが最後の時間を過ごす場所。
チュンイは複雑な思いを抱きました。彼の目には患者の死を待つだけの
病院にしか見えません。彼自身、過去に母親を亡くすというトラウマを
抱えていたから…。
病気の母親に甘えるヒムチャンに、チュンイは過去の自分の姿を
重ねます。
そんな中、資金難だった病院の閉鎖騒ぎが勃発
フェニックスのメンバーはオーディションに出て賞金を獲得しようと
考えます。
けれど、チュンイにはアメリカの有名プロデューサーとの契約話が
持ち上がり…。
*****
イ・ホンギはとてもハマり役。曲も映画に合っていてよかったです
日本で来日会見した日、空港に大勢のファンが集まったそうですが、
彼自身は何も知らされておらず、まったくの普段着だったそうで^^;
空港にいるファンを見て心底ビックリしていたと聞きました(笑)。
バンドの写真ですが、一番左にいる子は誰でしょう?
ちょっと小さくて分かりづらいかもしれませんが。
『屋根部屋のプリンス』で子供時代のパク・ハを演じているチョン・
ミンソでした。『屋根プリ』の頃より一気に成長したように見えます
個人的には、このチョン・ミンソ演じるハウンと両親の葛藤に泣けて
きました。
幼いヒムチャンと母親のシーンも。愛しい我が子を残してこの世を去る
母親の気持ちを想像しただけで胸が痛みます。
どちらも、親と子の深い愛情を感じずにはいられません。
私は、母親の壮絶な抗がん剤治療を二度に渡って目の当たりにしました。
だから、この映画にはとても考えさせられるものがありました。
たとえば今、自分が余命宣告されたとして、どういう選択をするのか。
まったくわかりません。
苦しくても延命治療をして少しでも長く生きるのか。
苦しい治療をやめて、最後まで好きなことをして過ごすのか。
映画を見ると後者のほうが幸せな気もしますが、でもヤッパリ結論を
出せそうにはありませんでした。
オススメ度 ★★★☆☆