韓国映画

韓国映画『連鎖』

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今週末から日本で公開される映画『連鎖』。後味は悪いけど、印象に残る作品だった。

 
『連鎖』(原題:『石ころ』/2020年/韓国/107分)
映画 連鎖 韓国映画 石ころ 水切り キム・デミョン ソン・ユナ
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2022年4月8日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国順次公開

詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。

 


 

映画あらすじ

 
ソック(キム・デミョン)は30代だが知能は8歳ぐらい
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小さな農村で穏やかに暮らしている。

 
ある日、家出少女ウンジ(チョン・チェウン)と出会い-
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二人は友だちに。

 
そんな二人を心配する児童保護私設のキム先生(ソン・ユナ)
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一方、ノ神父(キム・ウィソン)は二人を見守る
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ソックと家族のように親しくしてきたノ神父
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神父はキム先生をなだめ、ソックとウンジを温かい目で見守ることに。

 
ところが、ある夜、予期せぬ事故が起こる
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偶然、居合わせたソックはキム先生に通報され、犯罪者にされてしまうのだった-。

 
*****
見れば分かるが、胸をえぐられるような話。

本作は2020年10月に韓国で公開され、1万8千人の観客を動員。そもそもコロナ禍で公開館数も少ない。
公開時期の近い『サムジンカンパニー1995』(観客数157万人)の1/4ほどのスクリーン数だった。
『連鎖』と同日に公開された『声もなく』(観客数40万人)とくらべてもスクリーン数は半分以下。
コロナが急激に広まった2020年、劇場で映画を観ようと思った人がどれほどいたか。
映画を観ることより、誰もが自分の日常生活を気にしていた一年でもあった。

と考えると、観客数が伸び悩んだのは仕方ないとして、作品としては釜山国際映画祭で高い評価を得たという。

まったく違ったストーリーだけど、チョン・ドヨンとソン・ガンホ主演でイ・チャンドン監督の『シークレット・サンシャイン』を思い出した。
残酷なことが起きても、そこにいるしかないという過酷な状況や、信仰深いはずの人たちが見せる愚かな姿。どこまでも透明なのはソックとウンジの友情だけという。

誰もが陥るかもしれない負の連鎖。自分は偏見を持たず、真実を直視できるか?と問われると即答はできない。
終盤で見せるソック(キム・デミョン)の表情が目に焼きつく。

 
オススメ度 ★★★☆☆

母なる証明
 こちらもある日突然、容疑者に…。
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