昨日から公開された藤井道人監督の日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』。
今年はあまり映画を観れていないんだけど、どうにか試写会に間に合った。
本当に素晴らしい。好きな作品だった。
『青春18×2 君へと続く道』
(2024年/日本・台湾/123分)
©2024「青春18×2」Film Partners
2024年5月3日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
台湾、現在。36歳のジミー(シュー・グァンハン)
彼は同級生とゲーム会社を立ち上げて仕事に没頭してきたが、周囲から反感を買って代表の座を解任される。
失意の中、故郷に戻ったジミーが思い出したのは…
初恋の相手アミ(清原果耶)だった―
18年前、高校生だったジミーは偶然アミと出逢う
ジミーがバイトしているカラオケ店でアミが住み込みで働くことに。
淡い恋心を抱くようになったジミー
ところが、突然の別れがやってきた。
アミが帰国することになったのだ―
落ち込むジミーに、アミは「夢を叶えたらまた会おう」と約束する。
再び現在。ジミーはアミの故郷へと向かう
一期一会の出会いを繰り返しながら、ジミーはたどり着く。18年前のアミの本当の想いに…。
*****
主演俳優のシュー・グァンハンがとーっても良かった。
良かったんだが、若い頃のジミーを演じるシュー・グァンハンが途中から「女性セブン」の男性記者に見えてきて(←メチャクチャ似てる!)、一瞬、集中力を欠いた。
試写後、思わず本人にLINEしてしまったほど。
それはさておき、「うわーっ」と思ったのが、岩井俊二監督の『Love Letter』のシーン。
この年になって初めて知ったよ。
岩井俊二監督の『Love Letter』って、台湾では『情書』になるのね。 韓国でも相当人気の高い映画だったけど、台湾でも人気だったんだなーって。
私は何も予備知識がないまま作品を観てしまったが、台湾で話題になったジミー・ライ氏の紀行エッセイ『青春18×2 日本慢車流浪記』が原作という。
読んでいないので原作に忠実なのかどうか分からないけど、この映画を観て喜ばない原作者はいないだろう。
特筆すべきは楽曲かな。
以前、韓国映画で、ストーリーは良かったのにエンドロールで場違いな曲が流れ、すべてが台無しになったことがある。
この物語に、なぜ、この曲!?みたいな。
もちろん、そこにはオトナの事情があるんだろうけど、エンドロールでの曲がいかに大切かを感じた。
本作はMr.Childrenの「記憶の旅人」という歌が流れるんだけど、この曲で追い泣き。物語の余韻にじっくりと浸ることができる。
ミスチル、ありがとう!と心から思えるほど、ピッタリの曲だった。
台湾では3月に公開され、日本実写映画としては異例の好スタートを切ったらしい。日本でも同じように愛される映画だと思う。
オススメ度 ★★★★☆
Love Letter この作品に対するリスペクトを感じた。 |