故イ・ソンギュンさんの遺作といわれる『プロジェクト・サイレンス』。いよいよ明日から日本でも公開される。
『プロジェクト・サイレンス』
(原題『脱出:プロジェクト・サイレンス』/2024年/韓国/96分)
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2025年2月28日(金)より公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
国家安保室行政官ジョンウォン(イ・ソンギュン)
濃霧の中、彼は留学する娘を空港へ送る途中、空港大橋で玉突き事故に巻きこまれる
激しい多重事故により、タンカーも横転。有毒ガスが蔓延し、さらには救助のヘリコプターさえ墜落してしまう—。
崩壊寸前の橋の上に取り残された生存者は116人
逃げ場のない絶望的な状況の中、移送中の軍事実験体<エコー>の脱走も判明
統制不能の<エコー>たちの標的となる生存者たち
濃霧の中、橋の上は地獄と化していく―。
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昨年の夏、イ・ソンギュンさんの遺作といわれる映画が立て続けに韓国で公開された。
本作『プロジェクト・サイレンス』は昨年7月に公開されて69万人を動員。
制作費が200億W(約22億円」の本作の損益分岐点400万人には届かなかった。
もう1本、8月に公開された『幸せの国』は71万人を動員。ただし、こちらの作品はチョ・ジョンソク主演で、イ・ソンギュンさんの出演シーンは『プロジェクト・サイレンス』ほど多くはない。
いずれにしても、パニック映画ということで期待を集めていた『プロジェクト・サイレンス』の興行が思ったほど伸びなかったのは、やはり作品に問題があるからで…。
正直言って、96分という短い尺のわりには、とても長く感じられる作品ではあった。
脚本も甘かったのかもしれないが、気になったのはCGだった。実験犬は明らかにCGなんだけど、そう思って見ると、映画に集中できなくなる。
そんなわけで、韓国の映画レビューには辛辣なコメントが並んでいたけど、そうは言ってもヤッパリ生きているイ・ソンギュンさんの姿を見れたのは率直に嬉しかった。
作品の良し悪しは置いといて、スクリーンの中で動いているイ・ソンギュンさんを見られる作品なので、それだけで貴重な時間だったといえる。
オススメ度 ★★☆☆☆
パラサイト 半地下の家族 (字幕版) 懐かしくて、思わず見返さずにはいられなかった。 |