ソウルから戻ってバタバタしているうちに、日本でも公開された。
ヒョンビン主演の韓国映画『王の涙―イ・サンの決断―』。
韓国時代劇が好きな方にはたまらない映画。
冒頭、人物相関図が出てきたりするので、時代劇が苦手な人でも楽しめる作りになっている。
『王の涙―イ・サンの決断―』
(原題:『逆鱗』 2014年/韓国/137分)
©2014 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
12月26日(金)よりTOHOシネマズシャンテ他にて全国順次公開!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
500年も続いた朝鮮王朝時代、名君として今も尊敬される王イ・サン。
本作では史実にフィクションを加え、イ・サンを偉大な王へと変えた運命の24時間を描いている。
その波乱の人生は韓国ドラマ『イ・サン』でもおなじみなので、今日はザックリと。
祖父である先代王の英祖によって父親を殺されてしまったイ・サン(ヒョンビン)。25歳で即位してからも暗殺の脅威に怯えている。
信頼できる家臣は宦官のガプス(チョン・ジェヨン)のみ
暗殺の不安と恐怖で、いっそ死を願った―。
一方、イ・サンの義理の祖母である貞純王后(ハン・ジミン)はイ・サンの失脚を狙い、当代一刺客ウルス(チョ・ジョンソク)が王の暗殺者に抜擢される。
そして1777年7月28日、刺客が王の寝殿にまで押し入ったという歴史的事件「丁酉逆変」が起こり―。
*****
今回、可愛らしいハン・ジミンが演じたのは貞純王后(王大妃)。
わずか15歳で輿入れした当時、お相手の英祖は66歳。この「51歳」という年の差婚は朝鮮王朝でもっとも年の差のある結婚で、しかも英祖の息子の思悼世子より10歳も若かったという。
よく“愛があれば年の差なんて”というけど、この女性が当時、どんな気持ちで嫁いでいったのか。とても想像することはできない。
面白いのは、ドラマ『イ・サン』でヒロインを演じたハン・ジミンが…、
本作ではイ・サンの命を狙う貞純王后
清純だったソンヨンから一転。悪女へと変貌を遂げている。
貞純王后役はドラマよりかなり若返った感じw
左がドラマ『イ・サン』で貞純王后を演じたキム・ヨジン。映画ではハン・ジミン。急激な若返りというか、もはや別モノ(笑)。
ここまで違うと、実際はどちらに近かったのか、とても気になる。
いずれにしても、ハン・ジミン演じる王大妃は美しかった!
また、ストーリーとは全然関係ないけど、本作に限らず時代劇を見ていていつも思うのは、王の護衛が弱すぎるということ(笑)。
刺客がメチャクチャ強くて、次々と王の護衛が倒れていくという。
本作も、最後は筋肉ムキムキのヒョンビン王が刺客と互角に闘っている。
強さのレベルがどこかおかしい。
イ・サンとガプス、ウルスの運命が交錯するラストシーンは氷点下の真冬に1ヵ月もかけて撮影したそうで、誰もが体力の限界スレスレのところで熱演していたのね。
137分はちょっと長く感じられたけど、ストーリーはよくできていて楽しめた。
オススメ度 ★★★☆☆
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