本当は昨年末に書き残したかったのに、あっという間に1ヵ月が過ぎちゃったw
2月8日(日)まで「シャルロッテシアター」で上演されているけど、韓国ミュージカル好きの方は、すでにご覧になられたことでしょう。
『マリー・アントワネット』
私は去年の12月、キム・ジュンヒョン氏のインタビュー時に観てきた。
この日のキャスト
マリー:キム・ソヒョン
マルグリット:チャ・ジヨン
フェルゼン:チョン・ドンソク
オルレアン:キム・ジュンヒョン
日本版を観ていないので比べることはできないけど、ストーリーも登場人物も演出も日本版とは違っているそうで。
私の印象だと、この作品って「すごくハマった」という人と、「普通」って人に分かれている気がする。
ほかには、ミュージカル云々ではなく「マリー・アントワネットが好き」という人も。
私もそっちに近いかなー。今も家にはしっかりと『ベルばら』があるし、過去に小説も読んだっけ。部屋にはハプスブルク家に関する本もあるし。
時間ができたらまた『ベルばら』を読み直そうと思っているぐらい♡
ミュージカルについては、興味のある方はすでにご覧になっていると思うし、詳しい内容や見どころはRYUさんのブログを参考にしていただいて、私は小ネタを(笑)。
これからご覧になる方は、そこにも注目してみると楽しいかも♪
■衣装に注目
ドレスが豪華なことは言うまでもない。
特に前方席で見ると、細部までこだわって作られたことが分かるかなーと。
…が、それだけじゃない。
ストーリーの展開が、しっかりとマリーとマルグリットの衣装の色に反映されている。
マリーは序盤、華やかで派手な色のドレスで登場するけど、自分を取り巻く状況が悪くなるにつれて、ドレスも地味で質素なものに…。
一方、マルグリットはグレーの衣装で登場するが、マリーとは対照的。
革命が激化していく頃にはピンクの挿し色が入ってくる。
このピンクが「やや明るすぎるんじゃないか」という声もあるそうで、もし再演があれば、もう少し抑えた色になるかも。
■突然、脱ぎ始めたジュンヒョン氏
今回、悪役のオルレアン公を演じているのはキム・ジュンヒョン氏とミン・ヨンギ。
対象的なキャラクター
二人の違いはいろいろあるだろうけど、オルレアン公が歌い上げるナンバー「난 최고니까/I'm The Best(私こそ最高)」に注目。
このナンバーを歌うときのジュンヒョン氏の動きを見逃さないでね。
稽古中は、二人のオルレアン公の動きに大きな違いはなかったようだけど、いつからかジュンヒョン氏が上着を脱いで、らせん階段を上るようになったとか。
制作会社の方たちも「ハッ? 脱いだ!」と、驚いたそう(笑)。
以後、ジュンヒョン氏のオルレアン公だけ、このナンバーでは歌いながら上着を脱ぐが定着したみたい(笑)。
また、この歌のラストで「パン!」と決め顔を横に向けるんだけど…。
ミン・ヨンギが「パン」と片方に1回なのに対し、ジュンヒョン氏は「パン、パン」と左右に2回、決め顔。←どうでもいい?
ちなみに、私が観たときは「パン!」と1回のみで終わってしまい、制作会社の女子が「アレ、おかしいな~」と、不思議がっていた。
その日の気分なのかも(笑)
写真提供:EA&C
ついでに…。
マルグリットにフードをかぶせるシーンも、ジュンヒョン氏のオルレアン公は、彼女の顔がちゃんと見えるよう、フードや髪を軽く直してあげるそう。
えっ、そんな情報はどうでもいい???
■アチコチにある泣きのツボ
韓国映画を観ていてもそうなんだけど、私は人と泣けるツボが少し違っているみたい。
いつも「そこで泣く!?」と思われているようで、ミュージカルも制作会社の方に感想を話していると、驚かれることが多々あるw
今回も私が一番泣けたのは、ルイ16世演じるイ・フンジンが歌う「난 왜 나다운 삶 살 수 없나/Why Can't I Just Be A Smith(私はなぜ私らしい人生を生きることができないのか)」
タンプル塔に拘束された後、家族に向かって歌う。
一国の王でありながら、家族さえも守り切れない男の不甲斐なさを感じ、胸が痛む。
この日のイ・ジフンは喉が絶不調。本当に気の毒だったが、それでも泣けた。
もう一つ。髪が白くなったマリーがフェルゼンと対面するシーン。
愛する人に、変わり果てた自分の姿を見られたくない。
短いシーンだけど、共感できる女心に、涙腺が崩壊した。私はそんな感じだったけど、ほかにも泣きどころはある!
…と、簡単に小ネタを書くつもりが、どうでもいい話ばかりを書いていたら、ちょっと長くなっちゃった。続きは次回また。