前回の続き。
韓国版『マリー・アントワネット』2回目
今回はオク・ジュヒョン演じる、もう一人のマリー
マリー:オク・ジュヒョン
マルグリット:ユン・コンジュ
フェルゼン:カイ
オルレアン:キム・ジュンヒョン
今回も、どうでもいい内容になりそうw
■マリーに対してやっぱりタメ口のフェルゼン
韓国版のフェルゼンは、マリーに対してパンマル(タメ口)。日本版では敬語。
もちろん『ベルばら』も。
フェルゼンは「この命も心もすべて燃えつくすまで、アントワネットさまにおささげ
いたします」と、タメ口とは程遠いよね。
この点を制作会社に聞いてみたところ、韓国版では相手への愛情の深さを示すため、あえてため口にしているんだとか。
要は、愛し合っているからこそ敬語は必要ない!ってことね。
『ベルばら』の世界観が台無しって感じがしなくもないけど、あえてそういう演出にしたみたい。
3人のフェルゼンはそれぞれ歌が上手いと思うのですが、ハマり役は…。
ドンソク王子
『ベルばら』で見てきたフェルゼンに一番近い感じがする。
キャラ作りはやっぱり違っていて面白い。
カイ君はマリーを守りきれなくて最後に涙ポロポロ流しながら歌い、ユン・ヒョンリョルは観ていないけど、軍人のようなフェルゼンだとか。
■二人の対照的なマリー
キム・ソヒョンは少女のように無邪気なマリー。状況が変わるにつれて強くなっていく母親。
一方のオク・ジュヒョンは、序盤は強い女性。状況が悪化するたび悲しみに暮れる。そんなマリーだった。
同じ作品で同じ役を演じているのに、まったく違ったキャラ作りなのでどちらのマリーを見るかによって、作品の印象もかなり変わる。
歌に関していえば、マリーとマルグリットの対決で迫力があるのは、オク・ジュヒョンのマリーと、チャ・ジヨンのマルグリットという組み合わせかもしれない。
■裁判シーン
ジュンヒョン氏が「見どころ」といっていた裁判シーン。そこにはいろいろな要素が詰まっている。
近親相姦の罪に問われ、涙を流しながらも強く否定するマリー。その姿にも泣けるけど、世論の動きによって、一人の人間をバッシングする光景は、今の韓国にもよくあること。
アッパのコラムにも通じるものがあり、いろいろと考えさせられるシーンだった。
で、その近親相姦を否定したあとのシーンは、『ベルばら』とはやはり違っている。
■マリーとマルグリットの関係
ネタバレになっちゃうかもしれないので、一部の文字を白く反転させる。
「マリーとマルグリットが実は姉妹だった」というストーリーについて。
日本版とも違っているそうだけど、当初は韓国人が好む内容として加えられたよう。
けど、ほかに泣ける要素がアチコチにあるので、韓国のミュージカルファンの間でも「この関係性は必要ない」という声が少なくないそうで。
再演があった場合、ストーリー設定は少し変更されるかもしれない。
終演後は楽屋におじゃました。楽屋全体が何かいい香りがしていて、よく見たら壁に設置されている空調機から、香りつきの水蒸気が出ていた。
で、楽屋訪問で私の記憶に一番残っているのが、『エリザベート』でトート役を演じた城田優クン。
帝劇の楽屋で私が目にしたものといえば…。
シャワーを浴びた直後、バスローブを着て、タオルで髪をシャカシャカ乾かしながら出てきた城田くんだった☆
ビックリした。カッコ良すぎて。
世の中にこんなイケメンがほかに存在するだろうかと思ったほど美しく、鼻血が出そうだった。
一方、この日のジュンヒョン氏も負けていなかった。
なんとレオパード柄のパーカーを着て出てきたの!
カツラだけを取ってフードをかぶり、メイクはバッチリの状態。
レオパードのパーカーが妙に似合うこと。
感想を聞かれたので、「オルレアン公が憎たらしくて嫌いになりそう」と率直に言ったら笑ってた。
ジュンヒョン氏にしても、城田くんにしても、思うんだけど…。
やっぱり長身の俳優さんって素敵ね。
手足も長いから、何を着ても、どんな仕草をしてもサマになるし。
楽屋で見るとガッカリする俳優さんもいるのに、ジュンヒョン氏とか城田君は別格だなーと思った。
■グッズも人気
そういえば、この作品ってグッズも売れているそう!
パンフもスマホのカバーも人気
見た目にも可愛いものばかり
「マリー・アントワネット」ファンへのお土産に喜ばれそう
『マリー・アントワネット』もいいけど、私はやっぱり『ベルばら』も好き♡