エンタメの話が続く。
韓国映画『ハウスメイド』、こちらも今週末に公開♪
1960年にキム・ギヨン監督によって制作された『下女』のリメイク。
昨年、韓国で公開され、いよいよ日本に上陸。ハッキリ言って、オリジナルとは別モノの作品だけど、こちらの現代版もチョン・ドヨンやイ・ジョンジェ、ユン・ヨジョン出演だし、相当見ごたえある作品に仕上がっている。
『ハウスメイド』 (原題:『下女』 2010年/韓国/R15+)
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8月27日(土)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
あまり興味のない方も、できたら一度は公式HPの予告を見てみてほしい。
映像美も本当に素晴らしく、これ以上ないぐらいオシャレに仕上がっているので、ぜひ予告編だけでも見てー!
映画あらすじ
離婚後、中華料理店で働いていたウニ(チョン・ドヨン)
平凡だった彼女が、裕福な家庭で家政婦として働くことに。
ウニを待っていたのは、妊娠中の若奥様ヘラ(ソウ)
お腹にはいるのは双子。左にいるのは、もう一人の家政婦ビョンシク(ユン・ヨジョン)。
ウニには手の届かない理想の家族
大豪邸の主人フン(イ・ジョンジェ)
彼は金も地位も名誉もすべて手にしている。
ウニに心を開く子供のナミ
一見、理想の夫婦のフンとヘラ
けれど金を持っている男は、女も選べる―
左に妻のヘラ。右に家政婦のウニ。彼はどちらも選べてしまう。
家政婦ウニとフンとの関係に気づいてしまったビョンシク
ウニは心と体を許しても、フンは違った―
何もなかったようにアッサリと小切手を渡せる男
女と女、腹の探り合い
ウニの妊娠を知った妻ヘラも怖いけど、もっと怖いのはヘラの母親
ヘラはウニを許さない
さて、ウニはどうなる?
私は人間扱いされなかった―。
*****
この映画、舞台となる家や映像は美しくとも、人間のイヤな部分が次から次へと見えてくる(笑)。
持てる者と持たざる者―。今の韓国社会をそのまま象徴しているかのよう。
映像がいちいちキレイで、場面が変わるたびインテリアにも目が行ってしまう。
キャストの後ろに見える照明やカーテンの色はもちろん、子供部屋の色使いまで可愛い。
ビョンシク役のユン・ヨジョンはキム・ギヨン監督自らが『下女』をリメイクした『火女』『蟲女』にも出演。長い時を経て、現代版の『下女』にもこういう形で出演したのね。
この世界は私に冷たい…
ウニの闇は深く、待っているのは強烈なラストシーンだった。
オススメ度 ★★★☆☆