今年も韓国文化院が主催する「コリアンシネマウィーク2011」へ
残念ながら時間が合わず、あまり上映作品を観ることはできなかったが、イ・オウォン&イ・ドンウク主演『テンジャン(味噌)』は観ることができた。
『テンジャン / 味噌』(2010年/韓国/105分)
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監督:イ・ソグン
出演:リュ・スンリョン、イ・ヨウォン、イ・ドンゴン
事前に知っていたあらすじからストーリーがどんどん広がっていき、考えていた映画とはまるで違っていた。
映画あらすじ
脱獄して5年ぶりに検挙された殺人鬼キム・ジョング。彼を捕らえたのは、あるテンジャンチゲ(味噌チゲ)だった。
取材にあたるチェ・ユジン(リュ・スンリョン)は、テンジャンチゲを作ったチャン・ヘジン(イ・ヨウォン)が事件の謎を握るとして行方を捜す。だが、彼女は痕跡をなくしてしまう。。その後、相次いで3人の死が明らかになるが―。
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あらすじだけ見ると、まったくのサスペンスのように思えてしまう。
宮部みゆきの小説『火車』が頭によぎったりもしたが、これはほんの導入部分にしかすぎない。
ここからチャン・ヘジンという謎の女性と、人々を魅了する「テンジャン(味噌)」の秘密が明かにされる。
最後に見えてくる美しく、そして哀しい愛…。
まさか、そういうストーリー展開になっていくとは思わず驚いた。それと同時にジーンとしちゃって目頭も熱くなった。
偶然に会場で会った男性ライターさんも終盤のシーンで心を打たれたらしく、「よかった! もう一度観たい映画」と絶賛。この脚本、本当に素晴らしいと思った。
女性監督ならではの映像も美しく、味噌の香りがスクリーンからこちらにまで漂ってくる。ぜひ全国で一般公開してほしいぐらい。
夏にソウルで食べたテンジャンチゲのビビンバを思い出した♡
「もう一度、あのテンチャンチゲが食べたい…」
これは映画の中で殺人鬼のキム・ジョングが死刑執行の前につぶやいた最後の言葉。
ほかにも『女性万歳』『ムーンウォーク』も観てきた。『テンンジャン』と同じく女性監督の作品。特に『ムーンウォーク』は1時間にも満たない短い作品なのに、とても印象的だった。こういう才能豊かな監督さんが次々と出てくるなんて…。おそるべし韓国映画界!!