少し時間がたってしまったので記憶があやしくなっているけど、初めて「チョ・スンウ」ラブ♡になった貴重な作品。
ミュージカル『ZORRO ゾロ』
今さら…本当に今さらなんだけど、この作品で初めてチョ・スンウに恋してしまった（笑）。
今までいろんな作品を観てきて、チョ・スンウは演技派で素晴らしい俳優さんだけど、でも“イケメン俳優”とはちょっと違う。しかも自分の好きな俳優さんとは少しタイプも違っているから、これまでハートをわしづかみされるようなことはなかった。
けれど今回踊っている姿を見て初めて「カッコイイ～」って、目が釘付けに。
『ジキル＆ハイド』のときよりも小柄に見えたけど、それでもチョジキルよりずっと素敵。私には『ゾロ』のチョ・スンウが本当にツボだった。
日本版の『ゾロ』は観ていない。すっごく大まかな内容だけ簡単に教えてもらったけど。
なので、ストーリーもよく分からないまま、字幕もなく、不安な思いで観始めることに…。
ところが思っていた以上にとにかく楽しくて楽しくて、あっという間の3時間。
「血わき肉踊る」といった感じでずっと興奮しっぱなしだった。
最初は幕間を入れて190分と聞き「長そうだな～」と思っていたけど、終わってみるとそんなふうにはまったく感じない。むしろ、もっとチョ・スンウを観ていたかったぁ～ｗ
しかも観ている途中で大事なことを思い出した！
「そういえばアタシ、フラメンコをやっていたじゃん」って（笑）。
もう何年も前のことなのですっかり忘れていたけど、あのリズムで頭より体のほうが先に思い出したみたい。数年前だったらアンサンブルの真似事をしてみたかったかも。
そんなことを思いながら観ていたので、この作品は思いのほかハマった♡
今回は字幕もなく、何を言ってんだか分からない場面ばかりだったけど（笑）、ゾロ／ディエゴ役のチョ・スンウのコミカルな演技に笑いが止まらない。
『ジキルとハイド』でも思ったけど、この人って観客を巻き込むのが本当に上手。しかも今回はそれに加えて、踊る、飛ぶ、歌う…。
自分がその場で目にしている光景が信じられないほど、チョ・スンウは激しく動いていた。天上からロープで飛んできたのにはビックリ！
もっと歌を聴けたらよかったのに・・・
唯一の不満といえばそれぐらい。
ルイサ役はチョ・ジョンウン。初めて観たのは『ピマッコル恋歌』だった。
私は『ジキル＆ハイド』のエマよりも『ピマッコル恋歌』のホン・ランのほうが印象的だったけど、このルイサ役もピッタリ。
イネス役のキム・ソニョンはもう～ハマり役！
『ジキル＆ハイド』で一度も観ることができなかったけど、一度ルーシー役を観てみたかった。『エリザベート』も楽しみ。どんなシシィになるんだろ。
驚いたのがラモン役。チェ・ジェウンとは。
メイクしているせいか別の俳優さんに見えた。『炎のように蝶のように』でもチョ・スンウとは対立関係だった。地味だけど。
日本版では冒頭でディエゴとラモンの子供時代があったそうだけど、韓国版にはそれがなかった。
幽閉されていたお父さんとディエゴの再会もスルーっと軽く流してしまったような…。そのせいか、ストーリーがちょっと唐突に感じられることもあった。ある意味、韓国らしい（笑）。
…が、最後のカテコでチョ・スンウに完全にノックアウトされ、そんなことはどうでもよくなった（爆）。
踊るときのチョ・スンウの表情がカッコ良くもあり、チャーミングでもあり。その表情から目が離せなくない。
特に最後の決めポーズを見た瞬間、「もう一度最初から見たい！！」って思ったり。←3時間もあるのにｗ
劇場内は大興奮だった。
それにしても、本当にたくさんの感動をもらった。
数ヶ月前まで映画でプロ野球選手の役を演じていたのに…。その俳優が一体どれほどの努力をして、このステージに立っているのかと想像したら、最後は涙が出てきた。それは並大抵の努力ではなかったはず。
そんなことを想像したら目頭が熱くなっちゃって（涙）。
散々笑ってアクションに興奮して、最後は涙…。観ている側にとっても忙しいミュージカルだったけど、リピしたい作品となった。
映画『ダンサーの純情』の印象からして、パク・ゴニョンの『ゾロ』もぜひ観ておきたいところだけど、やっぱりチョ・スンウの『ゾロ』が頭から離れない。
本当ならパク・ゴニョン、キム・ジュンヒョンさんと3人の『ゾロ』を楽しめたら一番いいんだけど…。残念ながらそんな時間もお金もない。
で、劇場は地下鉄6号線「漢江鎮駅」2番出口と直結している「ブルースクエア」。
新しい劇場に期待していたんだけど・・・
うーん、どうだろうねぇ。
1階の良席を取っていただいたけど意外とスロープはゆるめ。
自分のすぐ前に長身の男性が座ると、出演者の立ち居地によっては頭が邪魔になることも。
また3階席前方は手すり等で視界が遮られるそう。あまりに見づらく返金もあったとか。劇場を造るのは初めてじゃないはずなのに、これは設計段階で気づかなかったのかなーと、ちょっと不思議なミス。
席の座り心地は普通で、ひじ掛けは隣席の人と共有タイプ
隣の人が先にひじ掛けを使ってしまうと自分は使えない。早いもん勝ち（笑）。