韓国ミュージカル&演劇等

韓国ミュージカル『マタハリ』①二幕 あらすじ

投稿日:2016年5月4日   

前回に続いて今回も韓国ミュージカル『MATA HARI マタ・ハリ』二幕の簡単なあらすじや主要な曲などを書いてみようと思う。

 
韓国ミュージカル『MATA HARI マタ・ハリ』
マタハリ-ワールドブレミア1
前回と同様、ネタバレになるので、未見の方、ストーリーを知りたくない方はスルーしてね。

これから観に行かれる方の予習になればいいんだけど、なんの役にも立たないかもしれない。
たとえ「全然、役に立たなかった」としても、その点はお許しください(再演は別モノになっているし)。

一幕と同様、重要なキーワードには「※」をつけて文字を白く反転させておくことに。
読みづらいと思うけど、ネタバレOKな方は白く反転した部分をなぞってください。

なお、制作会社からいただいたあらすじと、私の心許ない記憶をたどって大まかに書くけど、開幕してから現在まで演出がかなり変わっている。
多少の間違い、演出の変更についてはどうかお許しを。そこも含めて、韓国ミュージカルの面白さだと思う。

 


 

■『MATA HARI マタハリ』ワールドプレミア<2幕>

1917年、パリ―。
軍人たちが任務遂行前の最後の夜を恋人たちと過ごしている。

将校クラブに入ってくるマタ・ハリ(オク・チュヒョン)。
2日前に帰ってくるはずだったアルマン(ソン・チャンウィ)のことが心配でならない。

 
『The Last Dance/마지막 춤을』(MC&アンサンブル)

クラブにいる軍人たちは、アルマンの飛行機が追撃され、生死不明であることをマタ・ハリに伝える。

 
『The Song Remembers/노래는 기억해』(マタハリ)

実際、アルマンは飛行機が追撃され、負傷してドイツ軍の占領地である森の中に隠れていた。
なんとか生き延びた彼は決意していた。生きて帰れたら、マタ・ハリにすべてを打ち明けようと。

 
『One More Day/단 하루』(アルマン)
マタハリとの再会を願ったアルマンだったが、敵に見つかり、撃たれてしまう。

 
*****
ここでアルマン役のソン・チャンウィがマタ・ハリを想って歌っている。

 
曲は「Man&Man」と同じメロディー♪
マタハリ-ワールドブレミア2
ソン・チャンウィのアルマンがすごく良くなっていて、先月はこのシーンで涙が止まらなくなったよ、私は。

今さらだけど、ミュージカルって歌唱力だけじゃない。観客を共感させる演技力あってこそ、こうした涙を流せるのだとあらためて感じた。
短いシーンだし、歌が上手いだけじゃ、まず泣けないから。
*****

 
ラドゥー(リュ・ジョンハン)は、アルマンがベルリンの病院に入院しているという情報を入手する。彼の事務所を訪れた妻キャサリン(ソヌ)は、ラドゥーがキャサリンの父親との食事の約束を忘れていることに気づく。

そこにタイミング悪くマタ・ハリが登場。
キャサリンはマタ・ハリに「遊び相手にラドゥーを選んだのはいい選択かもしれないが、彼にはこの妻がいる」と警告する。

キャサリンが帰ったあと、マタ・ハリはラドゥーに「パリ駅で汽車への乗車を断られた」と話す。
ラドゥーは「自分の命令に背き、すぐにパリに戻ってこなかったマタ・ハリをもう信頼できないので、今までのように自由に国境を行き来することはできない」と話す。

「ドイツに行きたい」と懇願するマタ・ハリ。
その目的がアルマンの行方を捜すためと知っているラドゥーはマタ・ハリの願いを断る。

 
『Because Of You/너 때문에』(ラドゥ)


ラドゥーはこの歌でマタ・ハリに恋していることを告白。
アルマンとマタ・ハリの関係はすべて自分の命令によるものでアルマンは任務を遂行したに過ぎないと打ち明ける。
マタ・ハリは「嘘よ!」と信じない。

 
*****
一幕ではかなり緊張し、本来の歌声を出せなかったリュ・ジョンハン
マタハリ-ワールドブレミア3
さすがに二幕では持ち直した様子。

このナンバーではいつもの力強い歌声を聴かせてくれた。
もう一度、一幕に戻って「Man To Man/남자 대 남자」を歌い直してほしかったぐらい。
*****

 
動揺したマタ・ハリはラドゥーの言うことが信じられず、彼の命令に背いてベルリン行きを決意。
マルガレータだったときの身分証を使おうとするが、アンナは強く止める。けれどマタ・ハリは聞かない。

 
『All I Want/내 길은 하나』(マタハリ)


マタ・ハリは愛するアルマンに逢うため、危険を承知でドイツへと向かう。
駅で身分がバレそうになるが危機を逃れ、アルマンのいる病院へと向かうのだった。

深夜、ラドゥーは「フォン・ビッシング大佐が送ったメッセージを解読した」という報告で起こされる。
それは「マタ・ハリはドイツのスパイ」という内容だった。
ラドゥーはこのメッセージが、マタ・ハリを陥れるためのドイツの罠であると察知する。

すでにフランスはゼブラコードの解読に成功している。
それを知っているドイツがわざわざ同じコードで送ってきたメッセージは、フォン・ビッシング大佐による罠に違いないと。

妻のキャサリンは夫に「選択しなさい」という。
「マタ・ハリの味方になって彼女を弁護すれば、軍人としてのキャリアは終わり、一生、フランスの裏切り者という烙印を押される」と。
だが「マタ・ハリを逮捕すれば、それはフランス軍のための偉大な功績となり高く評価される」。
「選ぶのはあなたよ」と、キャサリンは夫に選択を迫る。

 
『You Have A Choice/선택권』(キャサリン)

 
*****
突然、歌い出すキャサリン。一幕でも書いたけど、本作の一番の被害者。出番も歌も削られたが、ここで存在感を発揮。
この役は二人の女優さんがキャスティングされているけど、歌唱力が全然違うとのこと。私は2回ともソヌで満足だった。…って、この1曲だけだしw

いずれにしても、このキャサリンの言葉でラドゥーの心が揺れ動くわけで、完全にはカットできないキャラでもある。
*****

 
ベルリンの病院では何も知らないマタ・ハリが、アルマンと涙の再会を果たす。

 
『Everything To Me/나의 전부』(アルマン&マタハリ)
愛を確かめ合う二人。

 
*****
初回、特に心に残らなかったシーンだけど、2回目はその後の展開が分かっていただけに涙が止まらなくなった。
この見つめ合っていた瞬間こそ、※二人にとって最後の幸せな時間となってしまったから。

ここでアルマンがマタ・ハリに告白。
二人の出逢いはラドゥーによって仕組まれたものであったと。

アルマンの言葉が信じられないマタ・ハリはショックのあまり病院を飛び出す。「もう二度と顔を見たくない」と言い残して。
これが※最後の別れになるとも知らず…。

その頃、ラドゥーは、マタ・ハリがベルリンから戻ってくる途中だという報告を受けて激怒する。

 
『What Am I To Do?/이제 어디로』(マタハリ、アルマン、ラドゥ)

 
*****
先月はこの歌で泣きすぎてしまい、途中から集中できなくなったけど、必聴ですぞ♪
アルマンとマタ・ハリの歌だけど、途中からラドゥーも加わる。

信じていた愛に裏切られ、「あなたなしで、どこに行けばいいの」と泣きじゃくるマタ・ハリ。「信じていたのに」と。

アルマンは、できることなら罪を消し去りたいと後悔しかない。そして、自分の命令に背いたマタ・ハリを犠牲にせざるを得ないラドゥーの苦悩。
3人の複雑な思いが交錯し、とても見ごたえのあるシーンになっている。
*****

 
フランスに戻ったマタ・ハリは、ムーラン・ルージュの楽屋に入っても、生きる意味を見いだせないでいる。アンナは「舞台に出たくない」というマタ・ハリを力づける。

 
『Through You/너를 통해』(アンナ)
マタ・ハリは「今までアンナに何もしてあげられなかった」と自分を責めるが、アンナはそんなマタ・ハリを慰め、公演の準備をする。

 
*****
キャサリンと同じく、出番と歌を削られたアンナだけど、このあとのシーンでも、マタ・ハリとの心の絆が感じられ、なくてはならない存在だと思った。
*****

 
アンナに励まされ、公演の準備を始めるマタ・ハリだったが、楽屋に来た警官が彼女を逮捕しようとする。
戸惑いながらもマタ・ハリは「何か誤解があるようだが、ラドゥーに確認してほしい」と警官にいう。ところが彼らは、この逮捕命令はラドゥーが下したと告げる。

その頃、ラドゥーは「正しい選択をしたのだ」と自分に言い聞かせていた。

 
『All That We Had To Do/끝내야 할 임무』(ラドゥ)

 
*****
結果的に、愛する女性を罪人に仕立てることになったラドゥが「フランスの勝利のため」と自分に言い聞かせている。
これまた歌い上げるナンバーだけど、イマイチ、心に響かなかったなw
歌い上げる曲が続き、少し“お腹いっぱい”になったのかも。
先ほどまでの涙がすっかり渇いた。
*****

 
軍の検察官がマタ・ハリをドイツ軍のスパイ容疑で起訴。

 
『That's Why I'm A Spy/그래서 내가 스파이』(マタハリ&アンサンブル)

 
*****
ここで3回目のタンゴダンサーズの登場(笑)。起訴されたのにタンゴチックに踊りながら出てくるマタ・ハリ。
*****

 
マタ・ハリは無罪を訴えるが、ラドゥーがドイツ軍の暗号解読文を証拠として提出。それによってマタ・ハリはドイツ軍のスパイということに。
マタ・ハリに希望の光は見えなかった。

そのとき、突然、法廷にアルマンが入ってくる。
アルマンは法廷に立つと、マタ・ハリの無罪を証言する。

 
『Ordinary Lives/평범한 일상』(アルマン)

アルマンはマタ・ハリへの愛を告白。望むのはただ一つ。
「キミと一緒にいられることだけ」とマタ・ハリに伝える。

だが、それは絶望に陥ったマタ・ハリが見た※悲しい幻想にすぎなかった。
すでに、この世の人でなくなっているアルマンと対面し、マタ・ハリはすべてを悟る。ラドゥーに「あなたが彼を殺したのね」と泣き叫ぶのだった。
マタ・ハリは反逆罪の罪で有罪に。銃殺刑が言い渡される。

 
*****
一番、分かりづらかったシーン。解説してもらって理解できた。
裁判の途中、マタ・ハリが絶望した瞬間、時間が止まる。
客席の上手通路から舞台に上がってくるアルマン。
舞台上で動いているのはマタ・ハリとアルマンのみ。
アルマンが歌い終わると同時に、止まっていた時計の針が再び動き出す。

マタ・ハリは呆然とし、アルマンの存在を口にするが、検察官によって※アルマンの死を知る。
すべてを理解し、※「あなたが殺したのね」とラドゥーを責めるマタ・ハリ。
その様子を見ていたアンナが泣き崩れるのが視界に入り、アンナ目線でも泣けた。
*****

 
『When The Trumpets Fade/나팔소리가 잦아든 후에』(ラドゥ)

自分の犯した罪の重さに苛まれるラドゥー。
戦争でフランス軍を勝利に導くための行動とはいえ、自分は愛と嫉妬にまみれただけの、ただの男に過ぎなかった。
しかも、彼自身はフォン・ビッシングからのメッセージが罠であったことを知っている。その罠によってマタ・ハリを死に追いやることも―。

 
*****
ジュンヒョンさんは泣きながら歌っていた。
この日のリュ・ジョンハンも泣いていたかどうかは分からなかった。
基本的に、リュ・ジョンハンとジュンヒョンさんのラドゥも違ったキャラになっていて別モノ。見比べると「そう来たか!」と思えて楽しいかも。
*****

 
死刑執行の数時間前―。
マタ・ハリとアンナが最後の時間を過ごしていた。

 
『Through You Reprise/너를 통해』(マタハリ&アンナ)

マタ・ハリはこの処刑がまるで最後の舞台のようだと淡々と話す。
アンナは涙をこらえながら頷き、いつもの公演の準備のようにマタ・ハリに服を着せる。

マタ・ハリは最高の公演を披露してみせるという。人生最後で最高の舞台を。

最後の瞬間、思い出されるのはアルマンと過ごした幸せな日々。彼女は※天国にいるアルマンに向かって歌う。

 
『One Last Time/마지막 순간』(マタハリ)


(この映像の3分5秒あたりから歌っている)

アルマン、あなたとの幸せな記憶があるから私は大丈夫、どうか心配しないでね―。

マタ・ハリは一人静かに銃殺刑の執行を待ち、最後のキスを送る。

銃で撃たれた彼女が最後に耳にしたのは、あの※オルゴールの曲
想い出の曲を胸に、彼女は旅立っていく。愛する人が待つ場所へと―。

 
*****
アルマンを思い浮かべながら涙を流し歌う、マタハリ役のオク・ジュヒョン。見ているこちらまで号泣(涙)。
そして※流れるオルゴールの曲
戦争のない天国ではアルマンと結ばれて幸せになってほしい。
*****

 
<公演終了>

以上。
映画もそうなんだけど、ネタバレされて興醒めするってこともあるので、どこまで書こうか考えたが、私はこの作品に限ってはある程度、物語を知っていたほうがより楽しめると思い、分かる範囲でザックリ書いてみた。

最後、マタ・ハリの処刑場面での彼女の思いは、私の想像。
製作者の意図とは全然違っているかもしれないが(笑)、私はマタハリとアルマンの恋を軸にして見たほうが、本作にハマれる気がした。

前回と今回で『MATA HARI』について、珍しくガッツリ書いたと自分では思っているが(汗)、どうでしたか?
次回は2回目に見て感じた新たな気づきをチラッと書こうと思う。
なんだか『マタハリ』週間ね♪

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