今週の金曜日から公開される。
イ・ビョンホン×カン・ドンウォン×キム・ウビンといった豪華キャストの『MASTER マスター』が。
『MASTER/マスター』(2016年/韓国/143分)
ⓒ 2016 CJ E&M CORPORATION, ZIP CINEMA. ALL RIGHTS RESERVED
2017年11月10日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか、全国順次ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
金融投資会社のチン会長(イ・ビョンホン)
彼はカリスマ的なテクニックで集めた多額の投資金で裏金を増やし、国の権力者たちに賄賂をバラまいていた。
キム刑事(カン・ドンウォン)はその悪徳行為を追跡
会長の側近で天才ハッカーのパク(キム・ウビン)に目をつけ、「捜査に協力すれば自由の身にする」と司法取引を持ちかける。
パクは警察に協力することに―
だがチン会長はそれを察知。パクに刺客を送り込み、自分は大金とファイルと共に姿を消す。
それと同時に、チン会長の会社に投資してきた4万人は、詐偽総額3兆ウォンもの被害者へと転落。
一命は取りとめたものの、パクの人生も一気に破綻。キム刑事も捜査失敗の責任を取って班長を辞任する。
一年後、チン会長の遺体が海外で発見される。
偽装だと直感したキム刑事は、捜査班を再集結。パクとともにリベンジを開始するが―。
■事実は小説よりも奇なり
この映画、08年に発覚した「チョ・ヒパル詐欺事件」がモチーフになっているという。
このとき、韓国で3万人もの投資家から4兆W(韓国のニュース記事では5兆Wとも)をだまし取ったとか。
そのチョ・ヒパルはどうなったか?
中国に密航してそのまま消息を断ったんだけど、そこからがすごい。
中国で急性心筋梗塞による死亡が確認され、韓国で火葬。これによって捜査は収束したが、投資家たちが偽装死を疑い、遺骨をDNA鑑定することに。
結果はまさかの“鑑定不可能”・・・・・。
その後もヒパルの目撃情報が相次ぎ、しまいには元側近が
「ヒパルは整形手術で顔を変え、今も生きている」と証言。
この時点で、すでに日本ではちょっとあり得ない展開だけど、まだまだ続きがある。
当然のことながら、早々に捜査を打ち切った警察が非難され、しかも警察署長や警察官らがヒパル側から多額の賄賂を受け取っていたことも発覚。
今現在もチョ・ヒパルの消息はつかめていないそう。
(昨年、死亡したという結論に落ち着いたようだけど、完全な火消しにはなっていない…)
いずれにしても被害者は救われないので、ダメダメな結末だわ~。
ちなみに、実際のチョ・ヒパルはイ・ビョンホンの容姿とは違っていて、デコが上がっている感じ。
とりあえず本作はエンドロールの最後まで見てね。
オススメ度 ★★★☆☆
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください! 騙される前にまずは勉強を・・・・・。 |