一見さんにも優しいという高級寿司店で。
この時期は松葉ガニのコース
私は“○○○づくし”というのが苦手。一つの素材に特化したコースはモノによっては途中で飽きちゃうから。
けど、コチラのお店のコースはまったく飽きない。むしろ主役の松葉ガニ以外も楽しみが多かった。
カマトロステーキ♡
ふんわりと焼かれたカマトロとシャッキシャキの玉ねぎをパリッパリの海苔で巻いて食べる。最高!
豪快すぎる大トロ巻き
大将が「これでもか!」ってぐらい大トロをのせていく姿は圧巻。
後楽寿司『やす秀』
※やす秀と書いて“やすみつ”と読む。
少し前、お世話になっている編集者さんと二人で静かに“ちょっと早い忘年会”をすることに。
去年は大変な一年だった。編集者さんと一緒にソウル入りし、「今年はこんな企画ができたらいいね」と話していたのに、まさかのコロナ上陸。
編集者さんにとっても私にとっても、思い描いていたのとは全然違う一年になってしまった。
ただ、仕事柄、ヒマになることはなく、むしろ例年よりも仕事量の多い一年だったことは間違いない。
そんな自分たちを労うため、「高級寿司店に行っちゃう!?」みたいなノリで、人気の寿司店を予約することに。
大好きな店の大将から「高級寿司店デビューするなら、ここがいいよ」と教えてもらったお店。
芸能人が足繁く訪れるほどの人気店にも関わらず、一見さんにも優しいという。
すぐの予約は無理でも1ヶ月半前ぐらいなら希望の日に予約できるかなーと。
予約してくれた編集者さんに感謝♡
この時期は“松葉ガニ”のコースだったんで予算は23,000円ぐらいとのこと。事前に大まかな予算を伝えてくれるのも良心的。
よくあるのが、芸能人や大企業の常連には丁寧に対応するのに、一見さんには素っ気ないお店。こういうお店はとても緊張してしまい、肩が凝るんだけど、コチラのお店は全然そんなことなく、とにかく温かった♡
■冬は松葉ガニのおまかせコース
初・『やす秀』はカウンター席で食事。大将は“やんちゃ君”だった。
大好きな『鴨蕎麦 尖』や『おにかい』の大将とも仲良しらしい。
“海のミルク”牡蠣エキスでスタート
カニさんが絶品の握りを運んできた♡
脂のりまくりのブリとヒラメ
バケットにのせたかったあん肝と白子
何個でもイケそうなカマトロステーキwith玉ねぎ
牡蠣♡と長芋の漬物
牡蠣アレルギーの編集者さんはホタテの磯辺巻き。
松葉ガニのお時間
美味しすぎて黙食にピッタリかも!?
なんとも贅沢な時間だった。
■第二幕の握りと巻き物がヤバすぎる!
後半戦も最高の握りが出てきて楽しませてくれた。
蒸したノドグロ、漬けマグロ、コハダ
カワハギのあん肝入り
お寿司屋さんって毎回、発見がある。『おにかい』では三重のトロさわらの美味しさを知った。
この日は「カワハギって、こんなに美味しかったっけ!?」と衝撃を受けた。しかもカワハギとシャリであん肝をサンド♡
この日は“松葉ガニコース”だったけど、すべてのネタが主役級なんだと感じた。
オーダーした日本酒ともずく酢、茶碗蒸し
編集者さんと日本酒を飲みながら「イレギュラーな一年だったけど、来年はどうなるんだろ?」と思ったりもした。お互い、個々にやるべき仕事があるけど、また一緒に仕事できる日が来るのだろうか。
ホタテ、海老、イクラ、カツオの燻製
肉厚なホタテから、燻したカツオまですべてが4番バッター!
ウニは殿堂入り!って感じ♡
やんちゃな大将が作る大トロ巻き
海ブドウ入りの鉄火巻となる♡
美味しすぎて鼻血が出そう~w
最後の〆は穴子
抹茶モナカまで美味しくいただいた♡
料金は季節によって旬の素材が違うため、かなり変動するそう。
この日のお会計は飲み代も込みで一人25,000円ぐらいだった。
去年は本当によく仕事したので、頑張った自分へのご褒美ってことで。
通常ならハードルの高い高級寿司店でも、大将が気さくで初対面という感じがしない。
食後に「アレッ? 私、ここは今日初めてよね!?」と自分で驚くぐらい、アットホームで居心地がいい。
常連さんから支持されているだけでなく、同業者も通うぐらいの人気寿司店。決してお安くはないけど、愛されている理由が分かった。
次回は編集者さんが「食べたい♡」と期待する“貝づくし”で予約を入れることになりそう。