来週28日から日本でも公開される『警官の血』。チェ・ウシクの新たな一面を見た気がした。
『警官の血』(2022年/韓国/119分)
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2022年10月28日(金)より新宿バルト9ほか全国公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
ある夜、警官が殺される。
監察室に呼ばれたチェ・ミンジェ(チェ・ウシク)
監察室ファン係長(パク・ヒスン)からある人物の内偵調査を頼まれる。
その人物とはパク・ガンユン(チョ・ジヌン)
広域捜査隊のエースで、暴力団、麻薬、賭博の取り締まりが専門ゆえ、大勢の情報屋を抱えている。
殺された警察官はパク・ガンユンを内偵していた同僚だった。
なぜ、ミンジェに白羽の矢が立ったのか。
理由は彼の“血”だった。
祖父も父親も警官だったミンジェ。父チェ・ドンスは殉職したが、その“警官の血”がミンジェにも流れている。それが理由だった。
ミンジェの父は殉職したのに殉職とは認められなかった。任務を果たしたら、その理由が書かれた機密ファイルを見せると約束された。
ミンジェはパク・ガンユンのチームに配属され、パク・ガンユンと一緒に動くことに。
ミンジェは裏社会に精通し、違法捜査を繰り返すガンユンの姿を目の当たりにするが、調査の結果、「パク・ガンユンに嫌疑なし」と報告。
だが、ガンユンは麻薬捜査の過程で暴力団から多額の借金までし、一線を越えてしまう-。
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原作は、2008年版の「このミステリーがすごい!」で1位に選ばれた佐々木譲の警察小説。
意外に登場人物が多く、一度観ただけですべてを把握するのが難しいと感じた。
そもそも、いろんな人の名前が出てくるから人間関係を理解するまでに時間がかかる。
冒頭の警官殺しを追っているようで、ナ・ヨンビンの事件が絡み、ガンユンの借金、延南会の闇についても話が続く。お腹いっぱいな内容になっていて、尺は実際よりも長めに感じられた、かな。
“キム会長の息子”ということでイ・ヒョヌクも出演してるんだけど、出演シーンがやたら短いw
ちょっと中途半端なキャラになってしまい、気の毒な感じがした。
韓国では今年の年明けに公開され、68万人を動員。
パッとしない興行成績はコロナのせいなのかどうか、判断が難しいところだけど、1月下旬に公開された『パイレーツ 失われた王家の秘宝』が134万人。
ただ、映画のジャンルも全然違うし、1月下旬となると旧正月の直前だから、状況が違いすぎて単純には比べられない。
オススメ度 ★★☆☆☆
警官の血 原作小説です。 |