ヒョンビン主演の韓国映画『ハルビン』。いよいよ今週、日本でも公開される。
『ハルビン』(2024年/韓国/114分)
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2025年7月4日(金)より新宿ピカデリーほか全国公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
1908年、安重根(アン・ジュングン=ヒョンビン)率いる大韓義軍
アン・ジュングンたちは劣勢にもかかわらず、日本軍に勝利を収める。
万国公法に従い、戦争捕虜たちを解放すると主張するアン・ジュングン。
それに対し、イ・チャンソプ(イ・ドンウク)は激しく反論
結局、アン・ジュングンは自らの兵を率いてその場を去ってしまう。
その後、逃した捕虜たちから情報を得た日本軍の急襲を受け、アン・ジュングンは多くの部下たちを失うことに。
なんとかロシア・クラスキノの隠れ家に帰り着くアン・ジュングン
だが、彼を迎えた同志たちの視線は厳しかった。
1909年10月、アン・ジュングンは日本の政治家である伊藤博文(リリー・フランキー)が大連からハルビンに向かうとの情報を得た。
祖国の独立を踏みにじる「年老いた狼」を抹殺するしかない
アン・ジュングンはウ・ドクスン(パク・ジョンミン)とキム・サンヒョン(チョ・ウジン)とともに大連行きの列車に乗る
だが、日本軍に察知されてしまい―――。
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映画ってモノによっては予備知識なく観たほうが面白いかもしれないけど、この作品の場合、ザックリとした知識を頭に入れておいたほうがいいかも。
冒頭、登場人物がいろいろ出てきて、名前も飛び交う。
しかも、みんなが帽子をかぶってヒゲを生やしてるから、誰が誰やらサッパリ…みたいなシーンもある。
迷子にならないよう、ホントにザックリとしたストーリーだけ読んでいくのがいいように思う。
物語の途中で唐突に出てきたコン夫人とか、その義兄とか、「えっ、こんな人も出ていたのね」と驚きたい人もいるだろうから、あらすじを読んでおくのも良し悪しだけど。
韓国での公開は昨年12月下旬。
年をまたいで最終的な観客動員数は491万人だった。
数字だけ見ると悪くないように思うけど、当初の損益分岐点は650万人(その後、海外への販売もあって580万人に変更)。目標をクリアできなかったので、ヒョンビンや監督にしてみたら複雑な思いがしたのでは。
ちなみに、2022年12月に韓国で公開されたミュージカル映画『英雄』もまさに安重根を描いてるんだけど、こちらは327万人だった。
ミュージカル映画なんで、もちろん本作とは別モノなんだろうけど、安重根を演じたのはチョン・ソンファ。見比べたい気もするけど、日本公開はなさそうだなー。
オススメ度 ★★☆☆☆
KCIA 南山の部長たち(字幕版) 監督の前作。 |