今週の金曜日に日本で公開される『しあわせな選択』。
パク・チャヌク監督の最新作で、イ・ビョンホンやソン・イェジン、イ・ソンミンといった豪華なキャスト。
なんとも悲しいストーリーでありながらブラックユーモアに包まれている。
『しあわせな選択』
(原題:『仕方がない』/2025年/韓国/139分)

ⓒ2025 CJ ENM Co., Ltd., MOHO FILM ALL RIGHTS RESERVED
2026年3月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
製紙会社で25年間、堅実に仕事をしてきたマンス(イ・ビョンホン)

彼は妻と2人の子ども、2匹の犬と郊外の大きな家で“理想的”な人生を送っていた。
突然、会社から解雇されるまでは―。
必死に築いてきた人生が、一瞬のうちに崩壊!?
それでもマンスを支える妻のミリ(ソン・イェジン)

好調の製紙会社への就活も失敗したマンスが閃いたのは、衝撃のアイデアだった。それは……
「ライバルがいなくなれば、仕事は手に入る」

「お前が死ねば、俺が生きる!」
*****
原作はドナルド・E・ウェストレイクの『斧』。
英語では解雇のことを“斧”と表現するらしい。
本作は昨年、秋夕前の9月下旬に公開され、294万人を動員。
昨年公開された韓国映画の中では第3位の観客動員数。
洋画も含めた全体の順位だと10位にランクインした。
ちなみに、去年の韓国映画1位は『ゾンビ娘』(563万人)で、2位が『YADANG/ヤダン』の338万人。
そして294万人の本作が続く。
10年前と違い、今じゃこれぐらいの観客動員数でTOP3に入れる。
韓国映画を取り巻く環境が大きく変わってしまったと感じる。
と言いつつも、私はこの映画が結構好きだった。
主人公のマンスがリストラされて切実に悩んでいるはずなのに、緊張感あるシーンがいちいち面白いのだ。
殺人のために入った家の中では予想外の展開となり、何度も吹き出した。
生きるか死ぬかのシーンなのに「もう、この人たち、一体なんなのー?」と言いたくなるぐらい笑える。
少なくとも『YADANG/ヤダン』より好きだったかな。
特にボムモ(イ・ソンミン)とアラ(ヨム・ヘラン)夫妻がw

マンス(イ・ビョンホン)が偵察中にアラ(ヨム・ヘラン)と鉢合わせするんだけど、もう、このあたりからマンスの空回り感が面白く、「この映画ってコメディーなの?」と思い始めた。
映像美も素晴らしく、上質のブラックコメディーを観ているような、そんな満足感があった。
オススメ度 ★★★★☆
|
別れる決心 パク・チャヌク監督の前作。 JSA [DVD] |
