今週19日(土)から公開の『戦火の中へ』も印象深い映画だった。
『戦火の中へ』(2010年/韓国/121分)
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配給:角川映画
2月19日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
1950年、韓国。北朝鮮の猛攻で首都ソウルも陥落しようとしていた。
追い詰められた韓国軍は、全兵力を洛東江に集中させようとする。そんな中、軍司令部の置かれた学校を託されたオ・ジャンボム(T.O.P)をリーダーとする71人の学徒兵は、劣勢をものともせず戦いに挑んでいく。
朝鮮戦争で命を落とした、わずか15歳の学徒兵が母親に残した手紙―。
結局は送ることのできなかった手紙に基づき、戦火の中に散っていった71人の学徒兵の姿を描いている。
手紙には戦場での悲惨な様子や、同じ民族同士で殺し合うことの理不尽さ、そして生きて母の元へと帰りたいという痛切な願いが記されていた。
お母さん
もしかすると僕は、今日死ぬかもしれません。
*****
最近、試写会に行った韓国映画はまったくハズレがない。
以前は韓流スターありきの内容で、上映時間が妙に長く感じられる作品もあったけど。
最近は全然そんなことはない。どの作品も見ごたえがあって嬉しい。
『ブラザーフッド』以上のアクション大作だけど、激しい戦闘シーンよりもむしろ心打たれる人間ドラマのほうがずっと印象的。
何よりチェ・スンヒョン(BIGBANGのT.O.P)の姿がとても切なかった。
そもそも映画の企画が持ち上がった頃は学徒兵の数を示す『71』という原題で、キャスティング候補にはキム・ボムやユ・スンホ、そしてBIGBANGのV.I(スンリ)の名前が挙がっていた。
一度は制作費等の問題で白紙になった企画だけど、今となっては主役のオ・ジャンボム役にチェ・スンヒョン(T.O.P)以外のキャストはちょっと想像できない。
クォン・サンウ演じるガプチョはじめ、捨て身で戦い抜いた学徒兵たちの姿をぜひ劇場でご覧になっていただけたらと思う。
早く戦争が終わって、お母さんの胸に抱かれたいです…
オススメ度 ★★★☆☆