つい先日、パク・シフの芸能活動自粛が報道されたばかりだけど、主演映画『殺人の告白』。このタイミングでの公開となる。
『殺人の告白』
(原題:『私が殺人犯だ』)/2012年/韓国/119分)
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今週6月1日(土)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
1990年、女性ばかりを狙う連続殺人事件が発生。チェ刑事(チョン・ジェヨン)の捜査も空しく2005年に時効が成立する。
ところが2年後―。
「自分が犯人」と主張するイ・ドゥソク(パク・シフ)が現れる。
『私が殺人犯だ』という自叙伝を出版し、華々しく記者会見を行ったドゥソクはイケメンで、気づけば人気者に…。
そしてチェ刑事を挑発する。
チェ刑事は最後の未解決失踪事件の真相が本に書かれていないことをドゥソクに指摘。やがて「自分こそが事件の犯人」と名乗る男が現れ―。
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1986~91年にソウル近郊の都市・華城(ファソン)で10人の女性が殺害された事件をヒントにした作品。
2003年にはポン・ジュノ監督が事件をモチーフにした『殺人の追憶』を発表した。
事件は再び世間の注目を集めたが、結局、犯人が逮捕されないまま2006年に時効が成立。この『殺人の告白』は、「もしも時効成立後に犯人が現れたらどうなるのだろう?」という疑問から始まったスリラー。
日本での公開はHPもパンフもまるでパク・シフが主役のようだけど、この映画の主役はチョン・ジェヨン!
日本での宣伝を考えた場合、仕方ないにしても、ここは声を大にして言っておきたいところ。
序盤でチェ刑事が鬱陶しい雨の中、犯人を追いかけるシーンはブラピの『セブン』を思い出した。
単に犯人を追い詰めるだけのシーンと違い、すごく印象に残った。
その後は、事件の遺族たちによる思わぬ行動があり、驚きの新事実も隠されていたり…と、最後まで飽きさせないストーリー展開になっている。
アチコチで見られるアクションシーンもかなりド派手ですごいんだけど、パク・シフ演じるドゥソクが車で連れ去られるシーンは、あまりに強引で思わず笑っちゃった。
パク・シフ、こんなことまでさせられてたのー?って。
それぐらい強烈なシーンだったわ(笑)。
けど、ちょっと詰め込みすぎ?
少し引っ張りすぎたかなーという気もする。
終盤でダレたのは私に集中力がないせいかもしれない。
オススメ度 ★★★☆☆(途中までは★★★★☆だったんだけど)