“マブリー”ことマ・ドンソクのファンの方にとっては待望の作品?
主演作『悪人伝』が日本にスクリーンで公開される。
『悪人伝』(2019年/韓国/110分)
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2020年7月17日(金)シネマート新宿ほか公開予定
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
凶暴なヤクザの組長ドンス(マ・ドンソク)
ある夜、何者かにめった刺しにされる―
犯人は得体のしれない男(キム・ソンギュ)。
奇跡的に命を取りとめたドンスは―
対立するサンド(ユ・ジェミョン)の組織の仕業だと疑い、右腕のオソン(チェ・ミンチョル)らを使って犯人探し。
一方、捜査するのはチョン・テソク刑事(キム・ムヨル)
世間の誰もまだ気づいていないが、テソクはこれが連速無差別殺人鬼による事件と確信。
手がかりを求めてドンスに探りを入れる
互いに敵意をむき出しにしながらも、なんとかして自らの手で犯人を捕らえようとするドンスとテソク。だが狡猾な殺人鬼を出し抜くためには互いの情報が必要。
それを悟った二人はいつしか共闘
犯人を追い詰めていくが―。
*****
ド迫力のマブリー(ラブリーなマ・ドンソク)がまたしてもスクリーンに戻ってきた。
見るたび強烈w
テソク役のキム・ムヨルのヒールっぷりもいい。肉体改造して最大15キロ増量したというけど、ちょうどいいんじゃないかと思った。
個人的にはマ・ドンソクの右腕として存在感を発揮してるチェ・ミンチョルがすっごくいい。褒め言葉になるか分からないが、もろ、ヒール顔(笑)。
ミュージカルだけでなく、映画でもこういう役をやらせたら最高ね。
ちなみに、ドンスと対立するサンド役は『梨泰院クラス』でセロイをとことん追い詰める『長家』の会長役ユ・ジェミョン。
この映画、2005~2006年に発生した“天安連続殺人事件”がモチーフになっている。
といっても、刑事とヤクザのタッグはなかっただろうし、実際に天安で起きた事件をモチーフにしたというよりは、ほぼほぼフィクションなんじゃないか。
実際の事件は殺人事件や強盗、傷害等17件。当時の記事を見ると、捕まった犯人は現場検証のときにマスコミから「今の気持ちは?」と聞かれ、「死にたい」と答えている。
だが、判決は無期懲役。死刑判決だったとしても、韓国では長いこと刑は執行されていないという。
ということは、死刑も無期懲役も変わらないのかもしれない。
韓国での公開は去年の5月中旬。なんと336万人も動員している。この直後、韓国では『パラサイト』が公開され、話題はそれ一色に。もし『パラサイト』の公開がなかったら、もう少し観客数を伸ばしたかも!?
オススメ度 ★★★☆☆
犯罪都市 [DVD] サイコな殺人鬼役とマ・ドンソクはこちらでも共演。 |