韓国映画

韓国映画『暗殺』

投稿日:2016年7月14日   

 

昨年、韓国で1,270万人もの観客を動員した大ヒット作『暗殺』がついにやって来た~♪
今週16日(土)より日本で順次公開される。

 
『暗殺』(2015年/韓国/139分)
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(c)2015 SHOWBOX AND CAPER FILM ALL RIGHTS RESERVED.

2016年7月16日(土)よりシネマート新宿ほか全国順次公開

詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。

 


 

映画あらすじ

時は1911年、日本統治下の朝鮮半島。
京城(現在のソウル)のホテルで、日本の総督を狙う暗殺事件が勃発する。
犯人は独立運動家のヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ)。

 
だが、親日派で実業家のカン・イングク(イ・ギョンヨン)が阻止
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このときの騒動の中、カンの娘で双子の妹が行方不明になる。

 
1933年の杭州。
韓国臨時政府のキム・グ党首は日本からの独立を目指していた。

 
仲間のキム・ウォンボン(チョ・スンウ)と、警務局のヨム・ソクチン隊長を招き―
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大掛かりな暗殺計画を練る。

 
実行するのは独立軍最高のスナイパーであるアン・オギュン(チョン・ジヒョン)
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彼女をリーダーとし、この3人で暗殺団を結成
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写真↑は、独立への強い信念を胸に「韓国独立万歳」の掛け声とともに撮影したもの。

 
彼らは上海のホテルで作戦を実行するはずだったが―
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この作戦はすでに日本側に筒抜けになっていた。
日本領事館は関与する容疑者を一網打尽にすべく検挙作戦に乗り出す。

 
日本に情報を流していたのは、まさかのアノ人!
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1911年の暗殺事件で捕えられた彼は、独立運動家として臨時政府から絶大な信頼を得ながら、生き延びるために日本の密偵になるしかなかったのだ。

検挙作戦は失敗に終わり、ヨム隊長は、朝鮮人の殺し屋“ハワイ・ピストル”(ハ・ジョンウ)に依頼する。

 
オギュンら暗殺団の殺害を―
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暗殺団とハワイ・ピストルと相棒のヨンガム(オ・ダルス)、ヨム隊長らが続々と京城に到着したが、そこでオギュンは衝撃的な人物と出会い、新たな局面を迎えることに。

 
*****
今回も出ました。韓国映画語録。
屁をこきすぎると……。

辛口映画評論家の前田有一氏と試写会に行ったが、思わず二人で大爆笑。
そして毎度のことだけど、こんなシーンでも試写会場は妙に静まり返っていた。笑っていたのは前田氏と私だけw

ちなみに本作では、韓国で食べる豚肉が美味しい理由にも触れていた。
ここらへん、面白いので聞き逃さないように!
この話を聞いたハ・ジョンウが、オ・ダルスに伝えるシーンも切羽詰った場面でありながら笑えた。

 
まるでアドリブみたい
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大事なシーンでもこんなふうに笑わせる要素満載で、お見事!というほかない。

アクション大作といわれているが、それよりは激動の時代を生きた人々の、それぞれの生き様が心に響く。

日本統治下、同じ民族が葛藤するシーンには共感できたし、この時代を生き抜くため同胞を裏切る人、独立を夢見て命を賭して闘う人々。
どう生きるかを選んだのではなく、そう生きるしかなかった人たちの生き様が切ない。

独立運動家のキム・グとキム・ウォンボン(チョ・スンウ)は映画では描かれなかったものの、最後は一枚岩にはなれず、のちに違う道を歩んでいるようだし。

その末、キム・グは暗殺され、キム・ウォンボンは北朝鮮の幹部になったものの粛清されたようなので、植民地時代に思い描いていたような人生にはならなかったのではないかと想像する。

途中、少し韓ドラっぽい要素が出てきたとき「えーっ! そんなストーリー展開なの!?」と、ちょっぴり引いたけど、そうした伏線を上手く利用して終盤の結婚式場へのシーンへとつながっていく。

 
その後のシーンは切なく、ただただ泣けた―
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今の時代だったら、恋をして結婚をして家族を作って…と夢を膨らませるはずが、オギュンはそれとは違った人生を強いられてきたわけだから。
そうした未来図を描けない3人が笑顔で写真撮影したシーンに目頭が熱くなる。

そして毎度のことながら、ピストルで何発撃たれようと倒れないキャラクターたちw
一体どれほど性能の悪いピストルなんだろうか。
相手にとどめを刺そうと思ったら10発以上は必要になる。

ハ・ジョンウは今回もアクションシーンで体ボロボロだったが、今までの映画がどれも強烈だっただけに、今回に限ってはちょっと手ぬるいようにも思えた(笑)。
だって、ハ・ジョンウはいつも死にそうになっているから。

 
おそろしいのがチョン・ジヒョンの存在感
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思えば、『猟奇的な彼女』の頃と容姿はほとんど変わらない。

イ・ジョンジェとのシーンは、懐かしの『イルマーレ』を思い出したが、あの映画から16年もたっているのに、そんな歳月は微塵も感じさせないではないか。
化け物もいいところ。
コメディもできるがアクションもイケる。こんな女優さんはほかにはなかなかいない。

一つ残念だったのは、日本人役のキャラクターの日本語がおそろしく下手だったこと。本作に限ったことじゃないけど、どう見てもムリして日本語を話している韓国人にしか見えず、この点だけ分かりづらくてもったいなかったかも。

 
オススメ度 ★★★★☆

イルマーレ [DVD]
 あれから16年が過ぎました。
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