ベルリン国際映画祭でキム・ミニが主演女優賞に輝いた『夜の浜辺でひとり』。来週16日(土)より日本でも公開される。
『夜の浜辺でひとり』(2017年/韓国/101分)
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2018年6月16日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
女優ヨンヒ(キム・ミニ)は不倫に疲れ、ドイツのハンブルクにやってきた。韓国から会いにくると言っていた恋人の言葉に期待していたが―。
時は流れ、ヨンヒは帰国
東海岸の江陵を訪れ、先輩のジュニと(ソン・ソンミ)や、昔なじみのチョンウ(クォン・ヘヒョ)、ミョンス(チョン・ジェヨン)と飲みに行く。
焼酎とマッコリととどめない会話。ときに攻撃的になるヨンヒを皆は温かく受け止める。
女優復帰を考え始めたヨンヒはひとり、ホテル傍の浜辺を訪れ、砂浜に横たわる。
そこで付き合っていた映画監督(ムン・ソングン)が次回作の撮影で江陵に来ていると知り―。
*****
ホン・サンス監督と主演女優キム・ミニのドキュメンタリー的な作品かと思った。実際、自虐的なセリフも少なくない(笑)。
ただ、作品で描かれているのは孤独な女の日常。
ヨンヒに限らず、出てくる人たち皆、どこか満たされていない。
まったく飾り気のないシンプルな演出に、矢のように降り注ぐ言葉。
酒が進むにつれ、感情をむき出しにするヨンヒから感じ取れるのは、言葉にはできない寂しさ。
娯楽映画ではないけど、不思議な演出が妙に気になる1本だった。
オススメ度 ★★★☆☆
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