明日から日本で公開される。
地味だけど、思わずクスッと笑ってしまうホン・サンス監督作品が。
『それから』(原題:『その後』 2017年/韓国/91分)
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2018年6月9日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次ロードショー!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
アルム(キム・ミニ)は、著名な評論家でもあるボンワン(クォン・ヘヒョ)が社長を務める小さな出版社“図書出版 カン”で働くことに。
ボンワンは、毎朝4時半に起きて出勤し夜遅くまで帰らないことで、妻に浮気を疑われている。
アルムは初出勤の日、事務所に踏み込んできた女にいきなり殴られた。
浮気の証拠を見つけたボンワンの妻(チョ・ユニ)がアルムを愛人だと勘違いしたのだ。
その夜、アルムは仕事を辞めるとボンワンに告げる―
引き止めるボンワン。
ところが、そこにアルムの前任者でボンワンの浮気相手であるチャンスク(キム・セビョク)がなんの前触れもなく姿を現す。
そして舌の根も乾かぬうちに、ボンワンとチャンスクの二人から「出版社を辞めてほしい」と頼まれるアルム。
あまりの理不尽さに憤るが―。
*****
この“家に帰りたがらない夫ボンワン”はまさにホン・サンス監督そのものではないか(笑)。
そんな実生活も引っくるめてのブラックユーモアだったら、それはそれですごいかも。
ホン・サンス監督のファンには毎度おなじみのテイスト。
アルムとボンワンの“それから”はちょっと面白い展開になっているけど、この映画を見るために映画館に足を運んで安くないチケットを買った場合、かなり割高に感じられかもしれない。
オススメ度 ★★☆☆☆
それから (新潮文庫) 本作に登場する一冊。 |