今週末から日本で公開される『ハード・ヒット 発信制限』。
見ると分かるけど、猛スピードの車が釜山の繁華街を走り抜けていく。ハラハラドキドキを通り越して、ド派手な映像に目を引きつけられた。
『ハード・ヒット 発信制限』
(原題:『発信制限』/2021年/韓国/94分)
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2022年2月25日(金)よりシネマート新宿ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
銀行の支店長そていて働くソンギュ(チョ・ウジン)は毎朝、車で子どもたちを学校へ送り届け、職場へと向かう。それはいつもと変わらない、ごく当たり前の日常のはずだった。
ところが、一本の電話が彼の運命を一変させる。
かかってきた電話は「発信番号表示制限電話(非通知電話)」。声の主がソンギュに告げる。
「車に爆弾を仕掛けた。車から降りようとすれば、仕掛けた爆弾が爆発するだろう」
イタズラ電話と思っていたソンギュだが、目の前で同僚の車が大爆発。
その事故で、社内にいたソンギュの息子ミンジュン(キム・テユル)が足に大怪我を負う。
自分自身が人質であることに気づいたソンギュ
娘のヘイン(イ・ジェイン)は弟のミンジュンの手当をしながらも恐怖に怯える。
車を降りても、警察に通報しても爆破するといった状況で、ソンギュは要求された金額を用意しようとする。
一方、妻のヨンス(キム・ジホ)は-
警察に通報しようとする。
釜山市内を暴走するソンギュの車を追いかける警察
ついに海雲台のビーチで警察に囲まれる
だが犯人の策略で思いがけない展開に-
ソンギュと車はもはや制御不能な状態に陥っていた。
*****
韓国では昨年の6月後半に公開され、95万人の観客道を動員。コロナ禍という状況と、主演がチョ・ウジンってことを考えると善戦したのでは。
圧巻なのは、真っ昼間から釜山の亀南路から海雲台ビーチにかけて車を猛スピードで走らせていること。もちろんCGではなく、きちんと撮影している。
簡単ではなかったようで、撮影スタッフたちが3ヶ月もかけて商店や建物の所有者、住人たちから許可を得たそうで。
そうした努力の甲斐あって、迫力のあるシーンを撮影できたという。
釜山に行かれたことがある方は「えっ!? こんなところでも撮影したの?」と驚くと思う。
主な舞台は“車内”ってことになるけど、場所が釜山だから救われる。
あっという間の94分だった。
オススメ度 ★★★☆☆
スピード (字幕版) こちらはバスが爆発するという設定だった。懐かしすぎる(涙)。 |