ファン・ジョンミンとヒョンビン主演の大作『極限境界線 救出までの18日間』。ついに明日から公開される。
『極限境界線 救出までの18日間』
(原題:『交渉』/2023年/韓国/109分)
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2023年10月20日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
アフガニスタンを旅する韓国人23人がタリバンに拉致された。
タリバンからの要求は2つ。「駐屯中の韓国軍の撤退」と「刑務所に収監されたタリバン戦士23名の釈放」。
人質殺害までのタイムリミットは24時間しかない。
韓国政府は現地に外交通商部の人間を派遣する。
その一人がチョン・ジェホ室長(ファン・ジョンミン)
ジェホはアフガン外務省にタリバンの釈放を強く要請する。だが交渉は難航。おまけに自爆テロにも巻き込まれ負傷するのだった。
ジェホの訴えにより韓国政府が軍隊の撤退を発表。タイムリミットが24時間延長されたが、厳しい状況が続く。
ここで登場したのが工作員のパク・デシク(ヒョンビン)
彼はパキスタンで暗躍していたが、人質を殺害された過去もあり、ジェホからは信用されていなかった。
通訳のカシム(カン・ギヨン)を連れて―
アフガンの部族長に友好を示すデシク
ところが交渉は決裂。人質の一人が殺されてしまう。
新たなタイムリミットが迫る中、ジェホとデシクは手を組むことになるが―。
*****
2007年にアフガニスタンで実際に起きた韓国人の拉致事件をモチーフにしたアクション大作。
架空の人物を登場させたフィクションとしながらも、実際の事件にかなり寄せていると思われる。
舞台はアフガニスタン。
それぞれの国の事情があるのだから、交渉が難航しないはずがない。
要求が通らなかったことでジェホが激怒するシーンがあるが、アフガン政府は「我々はこの先もタリバンと戦わなければならない」と突き返す。
むしろ韓国政府が止めたにも関わらずアフガンにやってきた韓国人によって、アフガン政府もまた厄介な事態に陥っているのが分かる。
韓国では今年1月に公開され、172万人を動員。同時期に公開された『スラムダンク』の475万人と比べても少し寂しい数字。
とはいえ、『モガディシュ 脱出までの14日間』が好きだった人には十分に楽しめるかと。
オススメ度 ★★☆☆☆
モガディシュ 脱出までの14日間(字幕版) こちらはソマリアの首都モガディシュが舞台。 |