前回、期間限定で営業している台湾の『冰讃』のことを書いた。
営業期間は毎年4~10月まで。台湾の暑い季節にぶち当たるけど、それでも行く価値はある。むしろ、この時期だからこそ台湾に行かないと!とさえ思える。
同じように、今の時期に韓国・ソウルに行くべき理由。それはこれしかないだろう。
韓国ミュージカル『オペラ座の怪人』
大好きな作品を12年ぶりに韓国キャストで観られる喜び(涙)。
今はソウルの「シャルロッテシアター」で上演されている。
とはいえ、19万W(今のレートで約20,520円)のチケットはどの日も完売。韓国のミュージカルファンでさえチケットを手に入れるのは難しいという。
こうなることを予想していたので、今年の5月は友だち母娘と釜山入りし、ソウル公演に先駆けて釜山公演を観劇することに。
ソウル公演に比べたらまだ釜山公演のほうがチケットが手に入りやすいだろうと思ったからだ。
釜山公演もチョ・スンウの日はほぼ全席が完売していたが、それでもチケットサイトをチェックすると時折、キャンセルが出たりしていた。
『オペラ座の怪人』に沸く釜山
新しくできた『ドリームシアター』も素晴らしい♡
この日はチョン・ドンソクのファントムを堪能
クリスティーヌのソン・ウネも、ラウルのファン・ゴナも初めてだったけど想像以上に素晴らしく、作品に没頭できた。
ソウル「シャルロッテシアター」よりも天井が高い!
もしかしてもしかすると、、、ソウル公演で観るより釜山で観れてラッキーなんじゃね?
行くまで気づかなかったけど、我ながらナイスな選択をして、しかも良席で韓国版『オペラ座の怪人』を観ることができた。前から3列目のセンターブロック。ソウル公演だったらこんな席は絶対に無理だろう。
友だちから誘われたとき、迷わず「行く!」と判断した自分を褒めてやりたかった。
正直、釜山にいてもソウルほど買い物等の楽しみが多いわけじゃない。むしろ、何日もいたら時間を持て余すので、観劇メインで行くのに適している。
今後、観たい韓国ミュージカルがあれば、ソウルでは観ないで、あえて釜山入りするのもアリ。というか、そっちのほうがいいような気がしてきた。
韓国版『オペラ座の怪人』は私の想像を超える素晴らしさで、ドンソクの歌声でこの作品を観ることができ、幸せだった。聴いていて、鳥肌が立つほど上手い。
クリスティーヌもラウルも負けていない。
「こういうのが観たかったんだよ」と泣けてきた。
これを観てしまうと、日本で『オペラ座の怪人』を観ようとは思えなくなる。『オペラ座の怪人』だけじゃない。
先週観に行った『ファントム』さえも、城田くんのエリックに物足りなさを覚えた。
韓国ミュージカル『オペラ座の怪人』を再び観れたことは幸せだったが、今後、日本での観劇に満足できるのかどうか。これって、不幸の始まりなんじゃないかと思えてきた。