今年は“食の神様”がついているのか、会員制のお店や、世にあまり知られていないお店に連れて行ってもらう機会があった。
コチラも会員制のお店
店名は消した。
創作料理のお店なんだけど、2019年10月1日より完全会員制になるみたい。非会員はあと数日のうちに会員にならないと自力で行くのが難しくなる。
私と肉隊長はギリのタイミングで連れて行ってもらえた。ラッキーというほかない。
カウンター8席
「蒲田駅」から少し歩くから立地がいいとは言えない。けど、連日会員で満席らしい。
というのも、ここって、その日の朝に穫れた新鮮な魚介類を朝早くから大将が丁寧に下処理。じっくりと調理して極上の料理として私たちに出してくれるのに、おまかせコースがメチャクチャ安いっ!!
金額を出すのはNGだから書かないけど、ビックリするほど安く、日本酒を飲んでも会計時は「えっ、これだけ!?」ぐらいの金額におさまる。
漁師だった大将のこだわりのお店
コスパの良さではここ数年に行ったお店の中で一番!といえる。
■基本はその日に仕入れた素材で大将が決める“おまかせコース”
この日はおまかせコース。
事前に大将にお願いすると、ハンバーグやおでんといった全然違う料理メインのコースにもしてもらえる。通い詰めている友だちは「何を食べても美味しい♡」という。
この日のコースはおまかせなのでお魚が中心♡
真鯛とヒラマサの煮付け
レモンのスライスをシロップ漬けしたレモンスカッシュも進む。
ウニいか
思わず唸った。濃厚なウニの下にあるイカの甘いこと♡
衝撃を受けた手作りコンニャク
初来店の上、会員でもなくせに、これは思わず大将に直訴した。「このコンニャクを売ってほしい!」と。
今まで食べてきたコンニャクとは食感も味も全然違う。このコンニャクさえあれば、無理なくコンニャクダイエットできるではないか。そう思ったら欲しくて欲しくてたまらない!
それぐらい美味しい。人生で食べてきたコンニャクの中で一番!
お造り
カマスとアジ、真鯛。こういうのを食べると「わざわざ高級店に行かなくてもいいかな」と思えてくる。十分に美味しいから。
エボダイの焼物
白ごはんが欲しい(汗)。
■不思議な空気の中、大将にアレコレとお願い事をしてみた!
海と魚介類を知り尽くす大将が作る料理だからか、どの料理も素材の味を楽しめる。
タチウオの蒸し物
タチウオもだけどキノコも美味しい。茶碗蒸しじゃなくてよかった。
〆は贅沢な貝ご飯
アワビにサザエ、つぶ貝、アサリが入った炊き込みご飯。香りだけで白ごはんを食べられそう。
お代わりもした(笑)
美味しいから一杯じゃ足りず、お代わりもしちゃった。
大将お手製かぼちゃプリン
“海の男”である大将が作る男のカボチャプリン。これがまた濃厚で、もろカボチャ!
予約時にお願いしておくとこうしたスイーツも出してくれるらしい。
ここまで食べて私も肉隊長も心が決まった。
「自分たちも会員になりたい!」と。
そこで強面な大将に頼み込んだ。「初来店で図々しいかもしれないけど会員にして~」と。
なんと!
ブロンズ会員になれた(涙)。
どんどん通うと会員レベルをUPしてもらえるそうなので、ちょっと頑張って通おうと思った。
蒲田は遠い。普段は行かない駅だけど、それでもわざわざ行くだけの価値があると思った、大将の料理には。
実際、カウンターには千葉県から来ているお客さんもいた。バリバリの常連で当然、優良会員らしい。
というわけで、さっそく来月分も予約。
このとき、ほかのお客さんとの間に不思議な連帯感が生まれた。
このお店は大将にお願いしておくと、様々な料理をメインにしたコースを出してもらえる。
ただ、その場合はカウンター席にいる8名は全員同じメニューになる。
隣にいるお客さんが「ハンバーグ、食べたくないですか?」と話しかけてきた。
その勢いで大将に空いている日を確認。なぜか一緒にハンバーグコースを予約することに。
大将いわく、こういう流れはよくあるみたい。
そして、この場合、全員で日程を合わせることは難しい。
案の定、私だけがどうにも合わない(涙)。
というわけで、同じタイミングで会員になれた肉隊長だけが運良く再来月の予約もしていた。
あとで会員専用のページを見て驚いた。
いわゆる“食ツウ”といわれている友だちらがそこに入っていたから。
やっぱり、こういう貴重なお店って、知っている人は知っているんだねー。