思いがけず再訪できた超予約困難店。
『南三(みなみ)』
店名は以前にも書いた。
雲南、湖南、台南という3つの南方中華という意味。
たとえキャンセルが出てもすぐ埋まってしまう人気店。年内はもう無理だろうな―と諦めていた。
久しぶりにこの店で食事してみて、予約困難の理由をあらためて実感する。
前菜の盛り合わせ
前列はシマエビと枝豆紹興酒の粕漬け、苦瓜とアヒルの塩卵の炒めもの、よだれウナギ。
まだスタートしたばかりなのに、すべてが4番バッター!ってぐらいのクオリティー。
こちらも美味しい♡
燻製ホタテアスパラ、いんげんと干しエビの漬物炒め、ヤングコーンと自家製干し肉の炒めもの。
いきなりコレだからね。予約が取れないのも分かるw
羊のウイグルソーセージ
真ん中は台湾でも食べた豚の大腸とネギのパリパリ揚げ。それに鴨舌スモーク。この店の看板メニュー。
空心菜と貴州豆豉、釜揚げしらすの炒め煮
ほのかに納豆の香り。クセはあるけど食べられる。
イノシシと海老の焼売 雲南黒トリュフXO醤
食べた瞬間、これはっ・・・と、ここでも驚いてしまった!!
肉々しさと同時に押し寄せるトリュフXO醤。こんなパンチのある焼売は他では食べたことがない。
鮎とドクダミの山椒辛子煮
食べられるのは鮎だけ
1匹丸ごと、ペロッとイケちゃう。
燻製鴨の台湾バジルソース
鴨とバジル。しばらくは台湾に行けそうにないからね。ここで味わっておかないと。
衝撃だった鮑の米線
ゴロッとしたアワビは食べごたえ抜群。
それに加えてモッチモチの米線
雲南省の過橋米線と教えてもらった。こんなに美味しいなんて。すでにお腹いっぱいだったけど、あまりに美味しい麺だったので狂ったように食べてしまった。
すいかのシャーベットと桃の樹液の杏仁豆腐
最後はサッパリ。
実はこの日、中国のエキスパートたちも一緒だったけど、現地で食べたことのない料理ばかりだったらしい。意外だった。
雲南省とか湖南省で普通に食べられている料理、ってわけでもないのね。
美味しいから、そこは深く考えず、次また来れたらいいなーと思いながら店をあとにした。