仕事でバタバタし、心も体もボロボロだった今年の春…。
唯一、楽しみにしていたことといえば韓国ミュージカル。
『モーツァルト・オペラ・ロック』
行ってきたよ、「城南アートセンター」まで。
ご存知の方も多いと思うが、フランスのミュージカル。
150万人ものファンが熱狂したという。
今回、韓国版が上演されるのに先駆け、昨年11月には韓国の映画館でフランス版がスクリーン上映されていた。
しかも、なぜか3Dでの上映。正直言って、この映画の「3D」はそんなに意味がなかった。
このフランス版をタイミング良く映画館で観ることができた上、友だちからはDVDやCDもいただけた。ありがたい(涙)。
つまり、昨年11月からこの春まで作品のナンバーがずっと頭に刷り込まれ、もうヤミツキに♪
なので、「見ない」という選択肢はあり得なかった(笑)。
フランス版のPVはコチラ↓
スクリーンでの上映はもちろんセリフがフランス語、字幕はハングル。
けど内容はモーツァルトとサリエリのお話。『アマデウス』を見ていれば、何を言っているのかよく分からなくてもそんなに支障はないと思う。
ハッキリ言っちゃえば、ストーリーよりはむしろ中毒性のある音楽と、幻想的なダンスを楽しめる。そんな作品で、そのインパクトは強烈なものがあった。
こういう作品って…、私は初めて。普通のミュージカルとは違った独特の世界観。この時点では全然、韓国版のイメージが沸かなかった(笑)。
ちなみに、フランス版を見た時点で私が思い描いたキャストといえば…、モーツァルトはジェジュン。
なぜかJYJのジェジュンを想像していた。濃いアイメイクが似合うからかも。
そしてサリエリはシン・ソンウ。
フランス版サリエリがかもし出す“男の色気”みたいなのが、シン・ソンウのそれと似ている気がして…。
そのシン・ソンウがキャスティングされたけど、レオポルト役と知ったときは思わず笑ってしまった。ちょっと当たったけど大きくハズレたってことで。
第1幕はモーツァルトが主役
2幕はサリエリが中心となったストーリー展開。
この日のモーツァルト役コ・ユジン。ロックバンドで活動していて、初ミュージカルだとか。
第一印象は「地味!」だったけど、力強い歌声を披露してくれた。
…が、好きなのはやっぱりサリエリのナンバー。
ジュンヒョン氏が演じるサリエリは本当にステキだった。
韓国に帰国してからのジュンヒョン氏の作品の中で一番カッコ良かったと思う。
『Jack the Ripper』は帽子で顔がよく見えなかったし、『ジキル&ハイド』はそもそもカツラが似合っていなかった。
『ゾロ』は役そのものが合っていなかった(笑)。
というわけで、今回はまさにツボな役だなーと思いつつ拝見した。
相変わらずのパワーボイス、本当に素晴らしかった♪
ジュンヒョン氏の「悪の交響曲」
天才モーツァルトに嫉妬するサリエリの苦悩を吐露するナンバー。
「愛に堕ちたお前にレクイエムを捧げよう」と、そんな内容。
こちらはフェロモンたっぷりのフランス版「悪の交響曲」
まるでコンサート会場のようなノリね。
この俳優さん、カテコではギターも弾いて会場を盛り上げていた。
うーん、どっちも魅力的。皆さんはどちらがお好きですか~?