こちらのリニューアルが大幅に遅れているため、先にUPしちゃう!
『第3の愛』を。
言うまでもなく、ソン・スンホンと中国人女優リウ・イーフェイの交際のきっかけとなった中国映画。
『私の頭の中の消しゴム』のイ・ジェハン監督作品だけど、そんなことよりも違った部分で興味津々w
『第3の愛』(2016年/中国/113分)
4月1日(土)よりシネマート新宿ほかにてロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
愛を知らない大財閥の社長チージョン(ソン・スンホン)
彼は飛行機の中で号泣する美しい弁護士ゾウ・ユー(リウ・イーフェイ)にふと目を留める。
数日後、ある誤解から彼の元に抗議にやって来た来訪者を見て、チージョンは機内で見かけた女性だと気づく。
さらに別の日、チージョンの会社で起きた騒動に担当弁護士としてやってきたユーと再び遭遇。
こうした奇跡的な再会を経て、二人はやがて激しい恋に落ちていく
だがチージョンには、父親が決めた婚約者がいるのだった―
困難と向き合い、岐路に立たされた二人の愛の行方は?
*****
なんだろ、この生々しさは(汗)。
主演の二人が本作の共演をきっかけに交際したこともあり、二人の思い出映画になってしまったような…。
特にラブシーンは実生活を見せられたような気まずささえ覚える。見てはいけないものを見てしまったような居心地の悪さ。
作品そのものは以前の韓国ドラマを見ているみたい。
偶然の出逢い、再会、三角関係から四角関係にまで発展。そこで繰り広げられるエピソード。とりあえず、陳腐なエピソードから二人は距離を縮めていく。
そして二人は北京で結ばれるが、おそらくこの頃にはすでにそういう関係になっていたのではないかと思えるほど、熱の入っブラブシーン。
ここで目を見張ったのは、二人のディープキスではなく、外の空気の悪さ。
ホテルのベランダにシャツを干すが、空気がガスっている。晴れているようで、遠くの景色がすっかり霞んでいる。こんな空気でも洗濯物を外に干すのかと驚いた。
終盤になると、また違った展開になり、二人に試練が訪れる。
ウンザリしたのが某家族の存在。中盤ですっかり忘れられた存在になっていたのに、終盤でまさかの再登板。
さて、二人は一体どんな結末を迎えるのか…。
問題はこの物語に入り込めるかどうか。
というのも、ソン・スンホンは相変わらず素敵なんだけど、言語だけが耳に馴染まない。
韓国語を一言も話さず、ファーファー言っているソン・スンホン。
違和感アリアリで、せっかくソン・スンホンが出ているのに「韓国」感ゼロなのが残念。それを許容できないと、ちょっとつらいかも。
劇中、彼女がソン・スンホンに10元で買ったものをプレゼントする。
10元ていうと、今だと約160円。
反対にスンホンはとんでもなく豪華なプレゼントをするんだけど、10元と超豪華プレゼントw
彼女は「あなたが身につけると高級品に見える」と言うが、たしかにそれは正しい。
ただ、彼女も一応は弁護士という設定だから「10元はないよね~」と思わなくもない。
と、アレコレ言っても、二人の出逢いから恋に発展していく過程をリアルに見られるのは本作だけ。
そういう意味では貴重な作品といえるのではないか。
オススメ度 ★★☆☆☆
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