チェ・スンシル事件に揺れる韓国。まさにそんな中、日本で公開された
『造られた殺人』。
私が本作を見たのは少し前なんだけど、今のチェ・スンシル事件もJTBCというケーブルテレビ局のスクープが発端。
やがてスクープは韓国社会を揺るがす事件へと発展するが、一方の本作の行方は―。
『造られた殺人』
(原題:『特ダネ:良辰殺人記』2015年/韓国/125分)
©2015 LOTTE ENTERTAINMENT All Rights Reserved.
2016年11月19日(土)よりシネマート新宿ほか公開
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
記者ホ・ムヒョク(チョ・ジョンソク)は解雇の危機に直面
ところが、世間が注目する連続殺人事件で思わぬ情報が入る。
偶然にも殺人犯の自筆メモを手にするのだった!
私生活では妊娠中の妻スジン(イ・ハナ)と険悪だったが…
一世一代の大スクープを報道したムヒョクは、これで仕事も夫婦仲も上手くいくと浮かれる。
だが特ダネが一転。
犯人の自筆メモが小説「良辰殺人記」の一説であることを知り、前代未聞の大誤報だったことに気づくのだった。
真実を言い出せないまま話は大きくなるばかりw
しかも誤報なのに「良辰殺人記」どおりの殺人事件事件が発生し、事態は予測不可能な展開を見せていく。
ムヒョクに疑いの目を向ける刑事のオ班長(ペ・ソンウ)
さらに特ダネの真実を知っているという目撃者まで現れ―。
*****
サスペンスというよりはブラックユーモアたっぷりの映画。
ただ、ムヒョクやスジンの行動はやや突拍子なく、なんだか共感できなかった。
報道の人たちを見てきたからか、フィクションにしてもこれはいくらなんでも…と思えなくもない。韓国ならなんでもアリという考え方もできるけどw
ただ、一つの失敗で事が大きくなり、もはや収集がつかなくなっていくあたりはさもありなんと笑えたし、ラストも皮肉なものだった。
オススメ度 ★★☆☆☆
建築学概論(字幕版) 大好きな『建築学概論』ではナプトゥク役。 |