こちらは先週末から公開の『トンネル 闇に鎖された男』。
『トンネル 闇に鎖された男』(2016年/韓国/127分)
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2017年5月13日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国ロードショー!!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
自動車のディーラーとして働くジョンス(ハ・ジョンウ)は大きな契約を成立させ、意気揚々と車を走らせていた。
ところが山中のトンネルに差しかかったとき、突如、轟音が鳴り響く。
尋常ではない音と揺れでトンネルは崩壊
ジョンスは車ごと生き埋めになってしまう。
ジョンスが目を覚ますと周囲は巨大なコンクリートの残骸に囲まれ、手元にあるのは携帯電話と水のペットボトル2本。そして娘への誕生日ケーキだけだった。
現場に駆けつけた救助隊の隊長のキム(オ・ダルス)
最初はすぐに救助できるものと思われたが・・・
その惨状は想像をはるかに超えるものだった。
現場には妻のセヒョン(ペ・ドゥナ)も駆けつけ
バッテリー残量78%というジョンスの携帯電話に連絡する。
だが救助活動は当初の予定より難航
報道姿勢や世論の変化に、ジョンスだけでなくセヒョンも苦しむ
この果てしなき絶望の中、ジョンスに再び光が射すのだろうか-。
*****
すでに公開されているので、ここはザックリと。
韓国では710万人もの観客を動員したこの作品。ただのパニック映画に終わらず、韓国社会のダメな点もしっかり描かれている。
特に、救助活動が難航して世論が徐々に変化していくあたりは、被害者とその家族の気持ちを想像しただけで胸が痛む。
ただ…、一方で救助活動のお粗末ぶりにはゾッとさせられる。
生き埋めになったジョンスにとって最大の悲劇は、国と救助隊が頼りにならなかったこと。
この国においては、自分の命は自分で守らないと…と本気で思ってしまうぐらい、ダメっぷりの状況がリアリティに溢れていた。
オススメ度 ★★★☆☆
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