ぶっ飛んだ映画『ただ悪より救いたまえ』。クリスマスイヴに日本でも公開される。
『ただ悪より救いたまえ』
(2020年/韓国/108分)
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2021年12月24日(金)よりシネマート新宿、グランドシネマサンシャイン 池袋ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
舞台は東京。
凄腕の暗殺者インナム(ファン・ジョンミン)
彼は東京でのミッションを最後に引退するはずだった。
ところが、かつての恋人ヨンジュ(チェ・ヒソ)がバンコクで殺害されたことを知る。しかも別れたあとに生まれたインナムとの娘ユミン(パク・ソイ)が行方不明になっていた。
バンコクに飛んだインナム
ユイ(パク・ジョンミン)の力を借りながら―
娘の居場所を突き止める!
一方、インナムに兄を殺されたレイ(イ・ジョンジェ)
レイもまた復讐のためにバンコクへ
死体の山を築きながらインナムに迫っていくレイ
絶対に出会ってはいけなかった2人―
男たちの暴走はどちらかの息の根が止まるまで終わらない―。
*****
韓国では去年の8月に公開された映画。
2020年の韓国映画興行ランキングでは
- 1位:『KCIA 南山の部長たち』(1月)475万人
- 2位:『ただ悪より救いたまえ』(8月)435万人
- 3位:『新感染半島 ファイナル・ステージ』(7月)381万人
という順位だった。例年になく低調なのはやっぱりコロナのせい?
1位の『KCIA 南山の部長たち』はコロナの感染が拡大するギリ直前だったけど、本作はコロナの感染拡大後。
何もなけれれば、『KCIA 南山の部長たち』を超えていたかもしれない。
イ・ジョンジェ演じるレイが偏執狂でぶっ飛びすぎていて、正直、映画の内容はあまり入ってこないw
タイのバンコクを舞台にインナム(ファン・ジョンミン)一人のために多くの命を犠牲にしていくんだけど、タイにとっては迷惑千万。
とにかく、その様子が異常すぎる。『イカゲーム』で演じたギフン役とは大違い。
ゲームにレイというキャラクターで登場しなくてよかった。
レイだったら『イカゲーム』1話で全員を皆殺しにしてたんじゃね?ってぐらい凶暴。
インナムもレイも人殺しなんだけど、もう100%インナム目線で見てしまう。
娘ユミンに対する親子の情は描かれているものの、そこに行き着くまでのシーンが強烈すぎるせいか、見終わったあとに感動とかそんなものはなかった。この映画にそれを求めちゃダメ!
ただ、韓国もコロナ禍で皆ストレスがたまっていただろうから、スカッとしたくて劇場で見たのかしら?と思った。
オススメ度 ★★★☆☆
チェイサー(字幕版) 監督が脚本を手掛けた作品。 |