この映画を見て、楽しかった青春時代を思い出される方も多いのではないか。
言うまでもなく、昨年韓国で約740万人もの観客を動員した大ヒットした作品。『サニー 永遠の仲間たち』は今週19日(土)より全国で公開される。
『サニー 永遠の仲間たち』
(2011年/韓国/124分)
© 2011 CJ E&M Corporation. All Rights Reserved
2012年5月19日、Bunkamura・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショー
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
学生時代をともに過ごした7人の女子高生グループ“サニー”。
リーダーは真ん中のチュナ(カン・ソラ)
一番左は、地方から転校してきたナミ(シム・ウンギョン)。ちょっとドンくさいけど、いつの間にかサニーのメンバーに。
当然、初恋も経験
少女たちは少しずつ大人への階段を上る。
永遠の友情を誓い合った“サニー”だけど・・・
彼女たちが再び集まることは決してなかった。
そして大人になった“サニー”のメンバー。
中心にいるチュナ(チン・ヒギョン)は事業家
右のナミ(ユ・ホジョン)は専業主婦になっている。左はムードメーカーだったチャンミ(コ・スヒ)。憧れの二重まぶたを手に入れた。
ナミは病気のチュナのために“サニー”のメンバーを集めようとする。
けれど、そんなに簡単じゃない!
彼女は厳しい現実を突きつけられる。
楽しかったあの頃を思い出す大人版“サニー”
クールビューティだったスジ(ミン・ヒョリン)は今どこへ?
*****
ストーリーもさることながら、音楽も見せ方も素晴らしい。
特に、ユ・ホジョンとシム・ウンギョンのベンチでのシーンに涙がこぼれ落ちた。
また、楽しめる要素も満載。アルバムの中の写真にも注目してみてほしい。見覚えのある顔が並んでいるから。
『過速スキャンダル』のカン・ヒョンチョル監督の作品なので、「おっ!」と思われるシーンもあるかも。
たくさん笑って最後は泣いて、私たち観客はちょっと忙しい。けど見終わったら心がポッと温かくなる。これは、ぜひ多くの方に見ていただきたい「イチオシ!」の作品。
こんな私にも青春時代はあった。(と、思う)
映画のように「人生で一番輝いていた日々」とまではいかないけど。
やはり学生時代はいろんなことに想像を膨らませ、希望に満ちている日々がたしかに存在した。
…が、社会人になって、いつしか日々の仕事に追われるようになり、そんな過去のことを懐かしむ余裕さえ失っていた自分。
この映画を見ているうちに、大切な思い出がまだ私の記憶にはある!ってことを思い出した。
「サニー」がいたのは1980年代。韓国には激動の時代で、当然、日本の80年代とは全然違った時代背景になるが、それでも映画を見ながらご自身の中にある“古き良き時代”を思い浮かべる方は少なくないはず。
見終わる頃、きっと一筋の涙が流れることだろう。
余談だけど、大学路で上演された演劇『キサラギ』のキムラタクヤ役の俳優も出演している(日本版『キサラギ』ではオダユージ役)。
最後にどうでもいい小ネタでごめんなさい!!
オススメ度 ★★★★★