早くも10月の肉の日。
ソウルで食べたお肉を…と思っていたけど、今月、とんでもない経験をしたので久しぶりに日本のお肉を。
お肉と言っても、牛肉や豚肉ではなく、今回は鳥!!
私は焼鳥が好きで、ここ数年、アチコチの人気店に連れて行っていただいた。
“日本で一番予約の取れない”という目黒の超有名焼鳥店にも数回行っている。
その系列で、それこそ芸能人しか予約できないようなお店も運良く連れて行ってもらえた。
どこも美味しいと思うんだけど、口に入れた瞬間、「何コレ!?」と衝撃を受けたのはコチラのお店。
『薪鳥新神戸』
「赤坂見附駅」前にありながら、まず外からは分からない入口w
本当に隠れ家なんだと感じた。
食事した感想を先に書くと、連れて行ってくださった映画PDさんにはもう足を向けて寝られないw
このお店、なんと予約待ち3年だったらしい。
本当に貴重な席だったので、少々、会費が高くとも行きたいと思った。
特筆すべきは、このお店は炭ではなく、薪で素材を焼いていること。
そして私は実感した。
炭より薪だ!
薪こそ最強なんだと。
■2万円のおまかせコース
2万円のおまかせコースなので安くはない。飲み物込みだと2.5万円ぐらいにはなる。
それでも「高い」より「美味しい」が勝った。
もも肉とむね肉のとりわさ
口に入れる前から、薪の香りが鼻に入ってきた。すごい! 燻した香りが口の中に広がる。
しかも外側はカリッとしていながらもジュワッとしていて、閉じ込められていた旨味がポタポタとお皿に落ちた。
いろいろなお店で焼鳥を食べてきたけど、こんなのは初めての経験だった。
レバーとマッシュルーム
キノコ好きなので、このマッシュルームはたまらない。パッと見、デカい椎茸かと思ったが肉厚のマッシュルームだった。
鳥しゅうまいの椀にハツ
ハツの食感にも衝撃が走る。人気店で食べるハツはどれもこれも美味しいと思うんだけど、この『新神戸』のハツは別モノだと感じた。
鶏むね肉のハリッサのせと鶏出汁の茶碗蒸し
私は茶碗蒸しはそんなに好きじゃない。和食のコース料理にたびたび登場して飽きたから。けど、この店の茶碗蒸しはやっぱり薪の香りが素晴らしく、私の知っている茶碗蒸しとは全然違っていた。
ふくらはぎとブロッコリーのパルメジャーノ
鳥にふくらはぎ?と思ったが、どうやら腿に近い部分らしい。ブロッコリーもまた薪焼きで、ここぞとばかりに「薪って最高」をアピールしてた。
■ここから始まる『新神戸』の新たな世界
ちょっとお腹にたまってきた頃、焼鳥とは全然違う料理が出てきた。
鶏肉のリエットをのせたトースト
パンも薪で焼くとこんなにも美味しくなるのね。
過去に中目黒『ロデオ』で食べたブルスケッタを思い出した。
やっぱり炭より薪なんだわ。
鶏出汁のそうめん(山わさびのせ)
ここまで、かなりの量を食べていてすでにお腹がはち切れそう。
ただ、串が連チャンで出たりはしない。だから飽きがこないというか、食べれてしまう。
肩とニラ(黄ニラのせ)&手羽先のネギマ
串が連チャンで出たのはこのときだけだった。もう、お腹いっぱい!!
串はここまで。
■世界で一番美味しい鶏そぼろご飯に心から感動!
すでにお腹いっぱいだったが、『新神戸』はここからが本番。
ミントの白和え
このデザートの美味しさは筆舌に尽くしがたい。ミントというよりは、下の黒イチジクが主役なんだけど、美味しすぎて思わず目を見開いた。
ここでこんなに美味しいデザートを食べられるとは思わなかった。
その間、薪の上で何やら炒めている大将
薪の上で炒めているのは鶏そぼろ。火力が強く焦げているのではないかと心配になった。
そして薪を入れて炊いたご飯
このご飯に薪で焼いた鶏そぼろや玉ねぎのみじん切りを混ぜるという。
この鶏そぼろご飯が絶品!!
「炒めすぎじゃね?」と思っていた鶏そぼろの香ばしさがすごい。ニオイだけでご飯を食べられそうな、それぐらいの香りの良さだった。
しかも玉ねぎのみじん切りの食感がまたいい仕事をしてる(涙)。
お代わりしたらうずらTKGに!
思わぬ味変となった。先ほどの鶏そぼろご飯とは全然違う味わいに感じられた。
帰りにはお土産におむすびまでいただき、これが冷めても美味しいからビックリよ!
〆のデザートはジュースで味付けしたシャインマスカット
さらに自家製キャラメル
このキャラメルも信じられないほど美味しかった!
こうして至福のときが終わった。
それにしてもまぁ、よく食べたなーと思ったけど、どれもこれも想像を超える美味しさで素晴らしいコースだった。
個別会計で、私は24,700円(税込み)。
会費が高いと消費税が重くのしかかる(涙)。
安くはないが、私の中でNo.1焼鳥に鳴ったことは間違いない。
ぜひまた再訪したく、次回の予約を今から楽しみにしている。数年後だけどねw