映画のタイトルにあるように、ソウル江南の地名もポンポン出てくる。『江南ブルース』は今週末から公開。
『江南ブルース』
(原題:『江南1970』)2015年/韓国/135分
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2015年10月17日(土)より、シネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国公開!
詳しいあらすじや公開情報等は公式HPをご覧ください。
映画あらすじ
舞台は1970年のソウル―。
戸籍もないジョンデ(イ・ミンホ)とヨンギ(キム・レウォン)は貧しいながらも実の兄弟のように暮らしていた。
ところが小さなほったて小屋を失い、やくざが介入した全党大会で離れ離れに。
3年後―。
やくざとなったジョンデ
政界も介入する江南開発の利権争いに飛び込んでいた。
ミン社長(キム・ジス)とともに…
そして明洞派の中堅ボスになっていたヨンギと再会
敵同士となったジョンデとヨンギ。
江南の土地をめぐり、陰謀と裏切りが渦巻く争いが始まった…。
*****
日本人観光客も訪れる「狎鴎亭」や「新沙」に、まだ田畑が広がっていた頃の話。
劇中でキム・ジスが、いしだあゆみの大ヒット曲「ブルー・ライト・ヨコハマ」を歌っていて、まさに昭和の香りがする。
江南の土地開発については血みどろのシーンも多く、この点、どこの土地も綺麗事ばかり言っていたら発展しないのかも…と思った。
キム・レウォンは除隊してから随分と面変わりした様子。
良く言えば渋くなった、悪く言えば老けたw
勢いがあってピチピチしたイ・ミンホが放つ輝きとは対照的
たとえるなら「昇りゆく太陽」と「沈みゆく夕日」。
変わりゆくソウルの風景だけでなく、韓流スターの世代交代も目の当たりにした感じで、「物事に変化はつきもの」と実感した作品だったわ。
オススメ度 ★★★☆☆